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テーマ:食べ物あれこれ(50336)
カテゴリ:留学生活
前回に続いて果物の話。 昆明のこの時期に旬の果物は桃子(タオズ)だ。昨日初めて桃子を買ってみた。美味しそうなものを5つ選んで天秤棒で量ってもらうと約300g、1.2元だった(日本円で15円位)。 日本のモモを見慣れている私にとっては、この中国の桃子(タオズ)は小さく、色もぱっとせず、ちょっと貧相に見える。しかし発する香りはさほど変わらないようだ。モモ特有のあの甘い香りがする。 見かけはちょっと固いかなと思ったが、手にとってナイフで剥いてみると適度なやわらかさ。表面の皮がきれいにスッと剥けた。 一口含んでみると、「間違いないモモの味だ」。 日本のモモほどは甘くはない。かといって酸っぱくはない。採れたてのようで、爽やかな甘みのみずみずしい果汁をたっぷり含んでいた。見かけに反し、なかなかウマイではないか。一気にペロリと3つ食べてしまった。 食べる時に日本のモモのように手がベタベタにならないのもよろしい。多分これは糖度が幾分低いためと、サイズが小さいので皮を剥く時に手全体で持つ必要がないからだろう。 日本のモモは剥くのが面倒で、わざわざ自分で剥いてまでは食べようとは思わない。その点中国の桃子(タオズ)は優れている。 味だって、私は中国の桃子(タオズ)を推したい。日本の果物はモモに限らず高糖度の品種ばかりで、その果物の持つ独自の風味が薄れている気がする。例えて言えば、日本の果物は優等生ばかりで面白味がないというところか。私はどちらかというと悪ガキタイプが好きかもしれない。 あるいは私の味覚が変化したのだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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