|
テーマ:★留学生活★(629)
カテゴリ:留学生活
新聞は毎朝、というか正確に言えば午前10時頃、アパートの1階の壁に設置されている郵便受けに配達される。しかし、先週末から配達されていない。 契約は今年の7月から1年間のはずなのに・・・、何故? ひょっとして誰かが新聞受けから盗んでいるのだろうか?そういえば新聞購読の契約をした時、「階下に新聞受けを設置するのでそこには施錠してください。」と言っていたなー。 とりあえず予防策として昨日新聞受けに施錠してみた。しかし今日も届いていない。これはなんか変だぞと思い、新聞社に電話することにした。 電話で私の言う中国語が通じるかどうかちょっと不安だったが、「調べた後折り返し電話します」とのこと(多分)。10分ほど経過してケータイの受信音が鳴った。今度は配達店からで、これから未配達の分を届けに来てくれるという。 しばらくして配達員が現われ未配達の新聞を手渡してくれた。しかしその後も「読み終わった新聞は無料で回収するから出してくれ」と執拗に同じことを繰り返しなかなか帰ろうとしない。 以前別の新聞を取っていたけれど古新聞を戻してくれとは言われたことがなかった。しかも古新聞は廃品回収人に1キロ1元で売れるというのに(ビール瓶でお世話になっている顔見知りのオバチャンに出したい)、どうしてわざわざタダで新聞社に戻さなければならないのか? 「契約する時に読み終わった新聞を戻せとは言われなかったぞ!」と主張して、机の引き出しから購読契約書を探し出し彼の前に突きつけた。すると彼は「ほら、ここ」とその契約書のある部分を指で示した。 お、おー!確かにその契約書にはこう明記されていた。 「読み終わった新聞は毎月3日に1か月分をまとめて返却してください。不足分は1日につき0.5元徴収します。上記2点同意されない場合は新聞の配達を停止します。購読料の返還にも応じかねます」と。 そういえば、以前に2度ほどこの配達員が部屋を尋ねてきて読み終わった新聞を出してくれとしつこく言っていたなぁ。その都度、「配達された新聞は私のものだろう。その後どう処分しようとあなたには関係がない」と言い放ち、あとは中国語の分からぬふりをしていた。 なるほどこういうことか! おそらく言葉で説明しても無駄だと判断した彼は、最終手段の新聞配達停止の措置に踏み切ったのだろう。 一気に形勢が逆転された私は、今まで分からなかったのだと言葉を濁し来月の3日には古新聞を出すからと約束しお引取り願った。 配達員が帰ったあと、言葉を理解していないというのは恥ずかしい事態を引き起こすものだなぁと改めて痛感!情けない・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[留学生活] カテゴリの最新記事
メッチェンさん
違約金のことを言われたらどうしようと内心ヒヤヒヤでした。でもまさか回収が義務付けられていたとはね・・・。ま、1年の購読料が45元だから回収されても文句は言えない価格です。 (2007/10/26 09:33:30 PM)
習慣が違って言葉も不自由な状態では困ったことが起こりますよね。
オーストラリアでは銀行口座から銀行が勝手にお金を引き落としていたので、どういうことだ!!と文句を言ったら… やっぱり契約時に書いてあってサインしてました。 (2007/10/26 09:58:23 PM)
そんなルールがあるとは知りませんでした。回収して古紙再生新聞ですかね?それにしても契約書って怖い・・・細かい文字で何が書いてあるか侮れませんね。
(2007/10/27 05:57:51 AM)
KAY(ケイ)さん
オーストラリアでは何故ケイさんの銀行口座から銀行が勝手にお金を引き落としていたのですか?気になるなー。 そういえば、オーストラリアではATMでお金を引き出すのは無料でしたが、窓口でおろすと手数料を取られますよね、確か。 (2007/10/28 09:13:42 AM)
sonoさん
そう契約書はきちんと読まなければいけないですね。私の場合、普通の大きさの字で書かれていたにも拘らず読んでいませんでした。 この新聞の購読料が1番安いのでそれを補填する意味で読み終わった新聞を回収するのですね。いやはや・・・。 (2007/10/28 09:23:57 AM)
新聞はたまると邪魔だけど必要なときもありますよね。
必ず返さなければいけないというのも面倒だし不便ですね。 スクラップして切り抜くとかはしてもかまわないんでしょうか? (2007/10/28 03:31:48 PM)
maitakenさん
スクラップは構わないんじゃないですかね。中国ではそこまで細かくチェックしないでしょう(多分)。 それにそんなに面白い記事もないですから。 (2007/10/28 05:33:12 PM)
けっこう確実なリサイクル
(2007/10/29 12:13:52 AM)
ひと昔前にはなかった決まりですねぇ。
でもわりと確実に、古紙が回収される方法といえるのでは。最近は日本の新聞販売店も古紙回収していますし(もちろん契約外ですが)。 わたしは最初、古紙回収というより、読み終わった新聞をどこかほかの家に回すのではと思ってしまいました。ドイツの田舎の町なんかでは、1部の新聞を近所で回し読み、ということをしていたと聞きました。でも、そこまでして読みたい新聞でもないですよね。 (2007/10/29 12:22:39 AM)
日本はまあいいじゃないかの世界ですが、欧米は契約社会という知識は刷り込まれていました。私の仕事でも、あるイギリス系の会社と契約をしたときは、解析シミュレーションは3回しか動かさない、それ以降は一回につきxxドルとか書いてあって驚いた。日本だとお客さんがOKするまで、何度でもってのが普通。
でも中国も契約社会とは知らなかったです。あれほど主張が強く声が多き人々を御しているには、契約に頼らざるを得ないかなぁ。 (2007/10/29 03:20:25 AM)
nakataさん
リサイクル手法としてはベストかもしれませんね。というより価格を低く抑えて購読者獲得を狙ったものでしょう。 この新聞暇つぶしで見ています。面白い内容の記事など書かれていませんからね。 (2007/10/29 12:22:16 PM)
ヘムレンさん
人民の間では契約よりもむしろ権力がものを言うんじゃないでしょうか。ある事については、その事に影響力を持つ人物をいかに取り込めるかが大事なのではないかと。 嫌な社会ですよね。 (2007/10/29 06:48:37 PM)
以前から色々聞いていましたが今日見たNHKスペシャルまさにその内容で面白かったですよ。「密着地方幹部」。これほどじゃないにしても日本も似たようなことはままありますねw
(2007/11/04 09:56:01 PM)
sonoさん
NHKスペシャルでそんな番組をやっていましたか?中国では見れないのが残念! とはいっても中国の田舎に行くと生で見れますけど・・・。 (2007/11/07 08:01:47 PM)
Nスペ最近面白いテーマが多いです。共産党地方幹部も企業の成功者を抜擢しているみたいですね。その成功例といまいち例でお二人出ていました。地域差もあるから難しいでしょうしね。フランス人商工会議所の副会頭のコメントが面白かったですね。「彼らは共産党だけれど、彼ら以上の資本主義者はいないよ」このあとしばらくカットされていたようですけれどw
(2007/11/08 12:03:05 AM)
sonoさん
フランス人商工会議所の副会頭のコメント、まさしくその通りですね。 共産党とか共産主義とかは名ばかりで、要するに一党独裁体制が維持できれば資本主義であろうとなんであろうと構わないというところでしょうか・・・。 ところでNHKスペシャル頑張っているようですね。中国でもぜひNHKスペシャルの海賊版DVDを売って欲しいものです。無理でしょうが・・・。 (2007/11/09 12:44:40 AM)
トン小平氏の語録にそんなことを表すことばがありましたね。最近のNスペ面白いです。海賊版DVD売っている人がばれたらブラックリストですかねw
(2007/11/11 09:55:52 PM)
sonoさん
NHKスペシャルの海賊版DVDがあったとしたら、真っ先に摘発かもしれませんね。でも、見たい! (2007/11/12 06:59:42 PM) |