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結婚して半年たった頃だと記憶していますが,それぞれ新潟と埼玉の病院にダブル単身赴任となりました.久々の一人暮らしは,病院にほど近い瀟洒な2DKでした.病棟業務も大学病院ほどハードでなく,さりとてドカンと余暇があるわけでもなし.
夜がけっこう長いので,ついつい婦人向け雑誌を買い込むことが多くなりました.ふと思いついて,掲載されている料理のレシピを無地のB6カードに貼り付け始めました.以来,このレシピ貼り付け作業は17年間も続いています. ハガキサイズのA6カードよりもB6カードの方が料理記事のおさまりが良いので続いているのだと思います.(A6ならば古ハガキをリサイクルできて安上がるのですが.) でも何故,最初から入手しにくく整理関連グッズも種類のないB6カードにこだわったのか?については,記憶がありません. (熊谷市内の文具店には無地のB6カードは皆無でわざわざ渋谷の東急ハンズまで買いに行ったのはよく憶えていますが.) 渡辺昇一センセイの「知的生活の方法」に影響されたかのように,ずっと思い込んでいましたが,よくよく思い出すと,夫の薦めで山根一眞氏の方法での書類整理を始めたのは,これより2年後のことでした. となると,山根氏の著書で渡辺昇一センセイに興味を持ったはずという記憶に合いません.ワタシの記憶回路のどこかがミステイクを犯しているのは間違いありませんが,どうしても,真相が思い出せません. 今では,カードの枚数は数千枚になっているはずです. 食材別・下拵え方法別に分類して,丁度よいサイズの封筒に袋ファイルしアイウエオ順にキッチンの一隅に納めてあります(ご存知山根式A4袋ファイルの変法です).さすがに収納スペースの問題もあり,始めたばかりの頃ほどカードを増やすことには熱心ではなくなっています.ましてや,料理の腕を上げて家族の偏食を矯正しようなどという野心も潰えています. けれども,雑誌の料理特集号はついつい買い込んでしまい2,3年に一回は,雑誌の棚を整理しながらカッターで記事を切り出してはレイアウトを考えながら糊貼り作業に没頭することには,けっこうなヒーリング効果があり止められません. 夫や子ども達に言わせると,「ほとんど,まともに料理なんかしないのだから,労力,費用,スペースの無駄じゃないか.」とのこと.理論的にはその通りかもと思うことがあります. でも,年に何度かは思いがけない食材を頂戴して,どうやって食べればいいのか悩んだり,突然,多国籍メンバーでのホームパーティを開くことになってのメニュー作りなんて際には,けっこう使えるのです. 老後,歯がダメになったり,食事制限のある病気になったりしても役に立つように,そろそろファイルメーカーで索引を作ろうかなあ.なあんて,秘かにもくろんでいます. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2003.07.06 15:47:44
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