長年、誰かのお下がりor共有の衣類で暮らしてきた次男も高校生になり、着るモノにも自我が目覚めてきました。親が買ってやる以外にも、お小遣いでTシャツやジーンズを買うようになり、彼の衣類がリビングのあちらこちらに散らかるようになって困っています。収納を考えてから買って欲しいのですが、彼は別に困っていない上に、クローゼットの中は、夫と長男の衣類でいっぱいです。

　はて？なんで単身赴任やら進学上京やらで、現在は別に住まいしている奴らの衣類に占領されて不自由しなきゃならないのでしょう？要らないから置き去りにしていった衣類です。よおーし！捨ててやるモンね。と手当たり次第にクロゼットから出しかけました。

　が、しかし、貧乏性だから、そのまんまでは捨てられません。まずはコットンのカッターシャツやパジャマの上衣の見頃を長方形や正方形に切り抜いてミシンをかけました。枕カバーにクッションカバーができました。さあ、袖は捨てればいいのに、と思いつつ耳長バニーのミニカントリードールを作ってしまいました。ナニやってんだろ。残りの切れ端を今度こそ捨てなくちゃと思いつつも、パジャマのチェック柄が愛おしい。

　結局、ナインパッチのパッチワークキルトを作り始めてしまいました。シングルアイリッシュチェーンの大作キルトの予定です。最後まで頑張れるかなあ？ミシンに油を差しながら、１６枚も作ったというレイチェル・リンド夫人に思いを馳せました。

　こんなことをしていたら、片づかないリビングがますます散らかってしまうというのに。でも、自分の大事なシャツを間違って切り刻まれてはタイヘンと思ったのか、次男の衣類が散らかるスペースはいくらか限定されてきています。