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テーマ:ニュース(100071)
カテゴリ:コーチング
いつも軽い内容の日記を書いている私なのであえて今まで触れなかったのだが…
JR西日本の福知山線事故。 色んな話が出て来て、JR西日本がどの様な組織風土かと言うのが手に取るように見えてくる。 今回事故を起こした若い運転手のその時の気持ち、考えを思うと何とも言えない。 もちろん亡くなった方、御遺族、そして怪我をされた方を考えると胸が詰まるのだが…。 JR西日本では‘日勤教育’なる‘アメとムチ’のムチが科せられていたようだがこれが社員の本当の教育となっていると思っているのだろうか? 企業においての‘アメとムチ’とは成績が上がったら給料を上げるとか、失敗したら給料を下げるとか、それで社員のやる気を出させるものとして使っているように思う。 果たしてそれでやる気があがるのか? 昔なら「豊かになりたい!」と国民全体がそう思っていたから昇給や昇進といったものはやる気の動機付けになりえたとは思うが、今の豊かな日本ではそんなものではやる気に繋がらない。 また何か会社に不利益を与えたのだから何かしらの懲罰を科すのもわかるが、それによって「何くそっ!」と奮起すると言うよりも今は萎縮させることになるのではないだろうか。 そんな‘アメとムチ’のやり方ではなく、本人の心からのやる気を引き出すことが結局は会社の発展の土台になるのではと思うが。 現場の情報が上に上がっていかないのも問題。 「聞く耳持たない」上司が多いのであろう。と、言うか、聞くけれど結局は部下を責めたり、きちんと最後まで部下の言うことを聞くことができない上司が多いのではないだろうか。 コミュニケーションが取れていないのである。 現場―中間―トップの間で風通しのいい組織ではなく、家で言うと風通しが悪く、カビが発生して健康に悪い家と言えるのでは? 私から言わせると、いや、たぶん今回の事故を見たコーチングを勉強したことのある者はみんな、「JR西日本はコーチングを知らないのだろうか」と思っているはず。 きちんとしたコミュニケーションの取れる社員のいる企業であれば‘アメとムチ’に頼らずも部下のやる気を引き出し、会社のために自分が何をすべきかを自ら考え出せるそんな人材を育てるであろうし、部下の意見を吸い上げることのできる上司であれば会社としても発展するはずなのである。 そんなコミュニケーション・スキルを身につけるのにコーチングは最適なのに何故知られていないのだろうか、取り入れられていないのだろうか。 こんなにいいものがあるのに世間にきちんと認知されていない、活用されていないのは本当にもったいないことであると思うのだが… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 18, 2005 03:02:09 PM
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