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行住坐臥

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2005年01月03日
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本日より、第1章を読んでいきます。
第1章のタイトルは : 「時間」を奪還する。
第1の法則は    : 「時間」をコントロールすることにより
            「人生」をコントロールする

です。「時間を奪還する」というタイトルが、なんとも刺激的です。


時間とは出来事である

いきなりタイトルの質問「時間とは何か?」の回答を書いてしまいました。
本書では、時間=出来事と定義されています。

本書では、時間に関する古今の哲学者・科学者の定義が4つほど挙がっています。ニュートンの「時間とは絶対的なもので、宇宙が存在するしないに関わらず存在するものである」なんて、分かったような分からないような説明です。

これの逆の定義として、ライプニッツとアインシュタインの定義が紹介されています。アインシュタインの定義は「時間とは、時間を計る尺度となっている一連の出来事から離れて存在するものではない」

スミマセン、できればもうちょっとわかりやすくお願いしたく・・・


乱暴にまとめてしまうと、ニュートンは「時間は絶対的なものだ」と定義したのに対して、ライプニッツやアインシュタインは「時間は相対的で、出来事と一緒になっている」といった感じでしょうか。そして、著者のスミス氏は後者の立場を取っています。

個人的な考えですが、別に新しい定義が正しいと考えたのではなく、時間管理というごく実際的な理由からスミス氏は「時間は出来事と一緒だ」というほうをとったのではないかと思います。スミス氏は、

時間を計る基本的な単位は出来事である

こう言っています。
この定義にのっとれば、時間というのは時計の針が進むことではありません。次から次へと出来事が連続して起こることです。

朝起きる
顔をあらう
コーヒーを飲む
会社へと向かう
etc.
etc...

すべて、出来事が連続して生じることだと言っています。

時間の単位が出来事である。この考え方、当たり前かもしれませんが、私にとっては新鮮でした。なぜなら、私は○○時~○○時という時計の針の間に、やるべきことを詰め込もうとしていたからです。

単位が出来事なら、スケジューリングとは、時間管理とは、出来事の並べ替えに過ぎないと言えるかもしれません。極論かもしれませんが、時計の針の間に出来事を詰め込むのとは、ずいぶん感じが違います。


もちろん、会社や学校の始業時間や、電車の発車時刻など、時計の針によって決まることは数多くあります。また締め切りとして時計の針を意識する機会も多いでしょう。ですが、時計の針を意識している時間より、出来事に向かっている時間のほうが長いのだ、と今更ながら気づいたわけです。

個人的な反省ですが、この辺は自分の「学校アタマ」が切り替わっていなかったな、と思います。学生時代は、1コマ1コマ、時間単位で区切られています。授業が終われば次の教室へ、またバイトへ、と時計の針に縛られていました。

で、不真面目な学生だった私は、授業中に集中していないことが多かったんですね(笑)。あの針がここまで来ればこの授業は終わりだ! はやく回らないかなぁ、なんて思っていました。出来事に向かい合っていなかったんです。


社会に出て、当たり前ですが仕事とは「出来事ベース」です。もちろん人と会う時なんかは、時計の針が基準ですが、仕事とは出来事に向かうことに他ならない、出来事を1つ1つ完結させることが必要なのだと、恥ずかしながら本書を読んで始めて明確に意識したわけです。

「学生じゃないんだから、始業から終業まで、座ってれば給料がもらえるわけじゃないんだよ」 この言葉は、人から言われたり本で見たりと、何度か見聞きした記憶があります。分かってませんでしたね(あー情けない)。

時間の定義から、トンでもない事に気づかされました。

人生をコントロールするために

ベンジャミン・フランクリンの次の言葉が紹介されています。

『あなたは人生を愛するか。
 ならば時間を浪費しないことだ。
 人生は時間によって成り立っているものなのだから』


もしこれが真実ならば、とスミス氏は続けます。

『人生をコントロールすることは
  時間をコントロールすることであり、
 時間をコントロールすることは
  人生の中の出来事をコントロールすることになる』


「この仕事はこれくらい時間がかかるから・・・」というのも出来事ベースのタイムマネジメントかもしれません。しかし、本書はこの後、さらに出来事のコントロールに詳細かつ深く踏み込んでいます。


時計の針に自分を合わせるのではなく、出来事を自分でコントロールする。
とりあえずこのことを、今日から手帳に向かうときに忘れないようにしたいと思います。







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最終更新日  2005年01月03日 00時57分38秒
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