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行住坐臥

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2007年11月14日
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カテゴリ:検見川送信所関連
検見川送信所の保存運動について、建物の保存活動に携わる建築家の方にお話を伺う席に同席させて頂いた。以下は、その個人的なメモ。そもそも建築を巡る知識がほとんど無いので、間違っている可能性あり。その場合は、すべて私の誤解または無理解によるものです。
musenhozon.jpg


東京女子大を見学した後は、杉並たてもの応援団の方に案内いただいて、建築家の方に検見川送信所保存運動についてのご意見を伺いに行った。

そもそも、今回の目的はこちらだった。久住浩さんはじめ送信所を知る会の代表三名になにも考えずについて行ってしまった。たてもの応援団の方も、僕を紹介するときにちょっと悩まれていた様子。もうちょっとよく考えて行動しましょう>自分。


目的を端的に言えば、最初に久住さんがおっしゃった「送信所を保存するためにはどうしたらよいのか」を、実際に各所で保存活動に関わっている方に伺う、ということに尽きる。送信所をめぐる現状など説明しながら、お話をうかがった。


送信所として文化財(市か、県か国かはとりあえずさておき)を考えている様子。ところが、文化財に登録されると、今度は建物の「利用・活用」に対して制限がかかるとのこと。

また自治体も、文化財にはなかなかしたがらない事が多いそうだ。というもの、平たい表現を使うなら文化財指定は「未来永劫、保存責任を我々が持ちます宣言」のようなもの。天災なども含めて破損した場合、補修責任も自治体となる。

特に、昭和以後の建築で文化財に指定されているものは、非常に少ないらしい。

■そもそも文化財の種類
お話に出てきた中で「文化財」という言葉のつくものが三つ出てきた。正直、厳密な違いがよく分からないのだけど、

・文化財=県指定や国指定などがある
・登録文化財=広く浅くを目的
・地域文化財=もっと狭い地域に限定?

みたいな感じらしい。文化財登録を狙うと、例えば固定資産税の減免や補助金など、財政的なメリットがあるらしい。ただ検見川送信所は市が保有しているので、財政的なメリットが自治体には生じないとのこと。「宣言」としての意味合いは強いが、どうかな、と仰っていた。

ちなみに、国の重要文化財として昭和以後の建造物は、4件ほどしかないそうだ。
この中で、保存だけでなく、利用や活用を考えるなら地域文化財をとりあえず目指したらどうでしょう、と仰っていた。

■建築保存運動関連
全然知らなかったが、建築関連で保存運動に関わったり要望書を出したりする組織というのが、三つほどあるらしい。
・建築学会
・建築家協会
dokomomo_japan

なんかよく分からなかったが、各所から要望書などを検討してもらうことが可能な様子。

■地域差
お話の中で面白かったのが、政治活動との距離の難しさと、その地域差。先の検見川送信所を知る会では、市議の方が党派に関係なく参加されていて、素人ながらすごいなぁと思った。また地元の町内会の方もいらしていて、地域との結びつきも感じた。

建築家の先生が活動されている東京では、地域にももちろんよるが、町内会というのがそれほどしっかりしていないらしい。だから署名運動などを積極的に行うそうだ。また、議会で会派が拮抗しているので、特定の政治家にお願いすると、かえって難しくなるということも仰っていた。

保存のために行う共通事項はきっとあるのだろうが、地域で進めるのであれば各所によってずいぶん色合いが異なるんだなぁ、と興味深く思った。





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最終更新日  2007年11月14日 15時48分29秒
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