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カテゴリ:EAT
森のバターと呼ばれ、豊富な栄養を誇るアボカド。
ビタミンB・E・K、ミネラル、水溶性食物繊維、オレイン酸などの不飽和脂肪酸などが含まれており、 できるだけ毎日取り入れたい。 最近ではスーパーなどでもよく見かけるが、割とお値段は高い。 お値段が高い割には、切ってみないと熟れ具合が今一つわからないというギャンブル性もある。 食べごろは、黒っぽくつやがある状態のもので、緑だとまだ若い。 ![]() ![]() 時期を過ぎると、身は柔らかすぎるし、部分的に変色が見られることもある。 若すぎると硬く、甘みが無い。 一個買うと高いがいくつかまとめて買うとお得みたいな売り方も見かけるが、 一度に買った数個のアボカドを全てを良い状態で順番に頂くというのはとても難しい。 チリに住んでいた頃も毎日のようにアボカドを食べていたが、ハズレを買ってしまう事も多かった。 食べ頃具合を調べるには、手に取って張りを見るのが一番わかりやすいのであるが、 買い物客が、品定めの度に必要以上に力強くつかみすぎるせいか、 皮をむいてみると身の部分に指の形に変色していたものも少なからずあった。 押しも押されもしない、スーパーフードのアボカドであるが、 NETFLIXのドキュメンタリー「食品産業に潜む腐敗~Rotten~」”アボカド戦争”では お手軽に手に入るアボカドの供給にまつわる闇を垣間見た気がする。 番組では、アボカドの産地である、カナダ、メキシコ、チリの三つの地域で取材を行っている。 カナダでは、ここ数年の異常気象で干ばつが続く中、 中南米産の安いアボカドとの価格競争に晒されている。 メキシコでは、NAFTA以降、北米向け輸出で盛り上がるアボカド・ビジネスにおいて、 産業を食い物にしようとする麻薬カルテルと 搾取される農家や流通を守るために立ち上がる自警団との闘いの歴史がある。 チリでは、民営化された水資源が、資本主義に従い大量の水を消費するものの 市場価値の高いアボカドに優先的に分配されてゆく。 ウォーターフットプリントが大きい(水消費量が大きい)、アボカドを無駄にするのを止めよう。 品定めは商品に触れずに食べ頃を見極められる眼力を養おう。 できればギャンブル性を下げる流通形態を確立して欲しいし、 明らかにダメなヤツも売っている現状も何とかしてほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.05.09 19:42:59
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