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カテゴリ:Review ~ 読書&視聴 ~
今回は書評
LIMITLESS 超加速学習ー人生を変える「学び方」の授業 出版社 東洋経済新報社 発売日 2021年1月29日 著者 ジム・クウィック Amaznon LIMITLESS 本書は幼いころの事故で脳に損傷を負ったことから読書すら困難な状態なであった学生時代を過ごしながら、自ら学習方法に目覚め、現在は脳の能力を最大限に引き出す超加速学習のエキスパートして活躍する著者による自己啓発学習の書籍である。 何やらSF的でオカルト的な雰囲気さえ漂うタイトルではあるが、著者の説く学習方法は無理のない身近なものに感じることができる。 本書で人間の脳のすばらしさ、そしてその能力を最大限に活かす方法を述べている。そう聞くと難し気な化学物質やら、脳の部位の働きや仕組みなどとっつきにくいテーマになるのかと思いきや、そうではない。 本の前半部分は思い込みや、間違えた認識、集中力や意欲を邪魔するものを取り除く事、脳を健康に保つ生活習慣を身に着けることなどが書かれている。以前に書評を書いたATMIC HABITのジェイムス・クリアー氏や、TINY HABITSのB.J. フォッグ氏も登場する。 後半は具体的な学習方法について書かれている。効果的な学習と記憶方法、読書が脳に与えるポジティブな影響と読書の速度を上げる方法、そして物事を多様な角度から捉えることによって、見えなかったものの発見、思いつかなかった事への気づきを得る方法へのアプローチを説いている。 どれも、やってみればきっとできるようになるだろうと思えるような方法である。 本書の最後で著者は、本書で学んだ知識を使って「まずは何か一つやってみよう」と語りかけている。 本書で紹介されている速読はいわゆる、パラパラ漫画をみるようなスピードでページをめくったり、ページを一瞬見ただけでその内容が理解できるというようなマジカルなものではなく、指でなぞる事により同じところを何度も読んだり、少し前に戻るような非効率な読み方をしないようにしたり、心の中で一字一句読み上げをするような速度を落とす読み方を避けること、視界を多少広げ、単語ではなく熟語や成語のブロックで拾えるようにする事、右脳を活性化し文字情報ではなく視覚情報に変換する事などで読書スピードを上げてゆくというものだ。 まずはこれに挑戦してみよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.07.20 23:33:00
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