私は「狭き門」。
たくさんの厳しい経験にさらされ、
人の、自身の苦しみを見つめてきたあなた、
その中でも純粋な思いを貫いてきたあなた、
あなたが私をそう呼ぶ悲痛な声が
まるでこだまのように響き渡ります。
違うのです。
違うのです。
私の声を聞いてください。
私は、門です。
門という、行き先を示し続ける役割です。
私は狭き門です。
だからこそ、あなたは
あなたの道を間違えることはないのです。
あなたの前には、たくさんの道があります。
たくさんの道であっても、
それは最後には、ひとつの、
あなた自身の道に至るのです。
私は「狭き門」です。
それは、私がいつも
あなた自身が至る最後の道を
示しているからこそ
そう感じられるのです。
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今日は、とても強い声で呼ばれました。
どなたへの声か、わたくしにはわかりませんでしたが
その声は私をとらえて離さず、ここに書き記すことになりました。
石自身が伝えた声はこれです。
我、“狭き門”
数々の屍を越え
祈りを越えゆく汝、
汝、そう我を呼びし声が木霊せむ
さにあらず
さにあらず
我が声を聞かむ
我 門となりて
道を示すものなり
狭き門 故に
汝 道を誤ることあたわず
汝の前に
あらゆる道ありて
そはすべて ひとつの道に至る
我 “狭き門”
我常に 最後の道を示さん
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最終更新日
2004年09月18日 12時52分43秒
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