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テーマ:海外生活(7772)
カテゴリ:中央アジア
先月、帰国休暇の後ウィーンに戻ってすぐ、中一日置いてウズベキスタンへの出張に出たのです。首都タシケントだけの短いものではあったけれども。
昨年春に来た時と同じホテルに投宿したわけですが、 その向かい側、噴水のある広場の向こうにオペラ座がある。ナボイ劇場という。 昨年の記事にも書いたけれども、これは第二次世界大戦後、当時ソ連の一部であったウズベキスタンに連れてこられた、戦争捕虜の日本兵たちが造り上げたものでありました。 それは航空技術兵の部隊の兵士たちだったのだと。そして、捕虜であるのにどうしてその様にに勤勉なのかと、ウズベクのひとたちが話すほどの働きだったと伝えられ、裏にその旨を書いた碑が立つ。 1960年代に2度の大地震が襲いタシケント中が被害にあったのだが、このナボイ劇場だけはびくともしなかったと伝えられておるわけです。 今なおウズベキスタンのひとたちの尊敬を集め、これを造った日本の兵士の方々の手がけたものが、ここに建っていた。 かって、そのような日本人がいたということ、しかと記憶しておくべきかと。 ナボイ劇場の周りにはちいさな公園などあって、その繁る木々は ともすれば埃っぽいこの街に 潤いを与えているようなのでした。 ある8月の日に。 にほんブログ村 ← もしお気に入りの写真があったときは、クリックしてくださいませ。 にほんブログ村 にほんブログ村
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