くつを履くということ
ター君は靴をはくと言う行為が大嫌い。ター君のママによるとそれも一つの病気の症状だということ外用の靴はというと、いつも慣れた同じ靴を履いていました。園児は園に着いたら、靴からお部屋用の靴に履き替えます。でも、ター君は靴を脱いだらそのまま。それでいいじゃない?と思うが、園側にしたら、みたー同じように靴を履かせたいようで時々園長先生や園長先生の娘さんが靴を履かせに来ていた。逆効果でびっくりして泣きやめき、靴イコール嫌いというイメージになってしまった。たー君の気持ちになって考えてみよう。多少なりとも赤ちゃんや子どもだれでも思うことはお靴が足を締め付けて「いたいいたい」「こわいこわい」。そうだよね。無理して履かせるのはやめて、毎日「おはよう」の後に、「靴を履こうね」と言葉がけをしていった。いつも靴の前では目をあわすことなく、まっさきに大好きなブロックのもとに行ってしまう。言葉がけは、毎日。6ヶ月たったある日のこと。「あーあーあ」、指差してどうしたのかな。床にハチがいたよう。怖いようで目を合わせて訴えている。(目を合わせて訴える瞬間は貴重なコミュニケーションのチャンス!!)「大変、大変ねえ。ほーら靴履いてみようか。大丈夫大丈夫。良かったねー」 履いてくれました。とてもとても嬉しかった。履かないと知りつつも今まで毎週持たせてくれたママ。きれいな上履きがやっと活躍できる瞬間でした。それからは毎日 履けるようになりました。大切なのは、タイミング・根気・無理強いしないそれから毎日決まったコースで同じ行動をとることがとても安心するので同じように同じ場所で靴を履かせてあげること。そんなことだと思います。 ター君の行動はとても勉強になります。多少なりとも他の子が思ってることを代弁してくれていることもあるから。ター君以外の子も毎日楽しい幼稚園生活が送れるようにいろんなことを教えてくれます。他のクラスよりうちのクラスは笑顔が多い。それはター君のおかげよ。