ゑびす顔の百笑さん

2008/03/06(木)08:53

もみ殻の燻炭作り

もみ殻の燻炭作り ゑびす顔の百笑さんが農業を始めた頃 米や野菜が上手く育たないのは土地が痩せているので、もみ殻の燻炭(炭化した物)を敷き込むと微生物が棲みやすくなり良い土が出来るよ!と先輩のアドバイスを頂きもみ殻の燻炭作りを始めました。 それに米ヌカを中心にボカシを作ります。 材料は、竹やぶから採取した土着菌を培養して、米ヌカ、モミガラ、近くの山の赤土、落ち葉などを使いボカシ肥を作ります。 この微生物入りのボカシ肥は、即効性があり早く良い土になります。 堆肥でも小さい炭が入ってたりするので土壌改良剤ですね。 撒かれた炭は微生物の住みかになり 更に肥料持ちが良くなり、根の張りが良くなります。 燻炭作りには、燻炭作り用の煙突が必要です。 籾殻の量が多いので3つの燻炭用煙突を使います。 最初に木屑や杉の葉を燃やし燻炭用煙突をかぶせます。 火が消えないように注意しながら周りにもみ殻を寄せていきます。 しばらくすると、熱でもみ殻が黒く焦げてくるので、燃えてしまわないように新たにもみ殻をかぶせていきます。 更にそれが黒く燃えてくるともみ殻をかぶせていくと作業の繰り返しです。 あまり長くやりすぎると「灰」になってしまいます。 ですから、その場を離れられないわけで、一日中付きっきりの作業となります。 最近は、環境問題で煙や臭いを出す事が難しくなっている為に燻炭作りも大変な作業になってしまいました。それに、燻炭作りは洋服や身体は炭の臭いで臭くなってしまいますから・・・。 燻炭作りで一番大変なのが、焼き上がった燻炭の火を消す作業です。  燻炭の山を少しずつ崩して、水を掛けたりして、火を消します。 この時速く消さないと燻炭が灰になってしまう為、急いで消す必要があります。 それをビニールで被い一ヶ月ぐらい置くと微生物入りのモミガラが出来上がります。 笑い話になりますが、急ぎすぎで火が綺麗に消ないままビニールを掛けたら、翌日に煙が立ち上がっていた事もあったそうです。 農業は簡単なものではないですね。 手間暇掛け面倒を見ないと良い作物が出来ないのですね! 作ってくれた方に感謝したいものです。 ◆ ゑびす顔の百笑さんの笑福にら

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る