テーマ:海外生活(7779)
カテゴリ:英国旅行記
イギリスへ来て11日目
この日の目的地はポーツマスである 前日に続き、この日も天候が悪く、とても寒かった リゾート地のヘイスティングズとは違って、ポーツマスの海はだいぶ汚れていた ヘイスティングズとは、(地図上では)それほど距離も離れていないし、同じイギリス海峡に面した街なのに、こうも違うものかと驚いた ポーツマスは、15世紀の末頃からイギリスの軍港あるいは要塞として発展してきた街である 現在も広大な海軍基地を擁し、その敷地内には「フラッグシップ・ポーツマス」という海洋史アトラクションが併設されている また基地の近くには、『クリスマス・キャロル』の作者であるチャールズ・ディケンズの生家も保存されているが、そこまで見て回る時間がなかったので、この日は基地内の見学だけにしておいた 最初に見学したのは、HMSヴィクトリー号である 船体が大きすぎて、写真に全部おさめることができなかったので、2枚に分けて撮影した ヴィクトリー号は、1805年のトラファルガーの海戦において、イギリス海軍のネルソン提督が旗艦として使った船である ネルソン提督とは、旅行記の最初のほうにも載せたが、ロンドンのトラファルガー広場の真ん中で人々を見下ろしているコイツ↓である トラファルガー広場は、トラファルガーの海戦で、イギリス海軍がフランス・スペイン連合艦隊に勝利したことを記念して作られたそうだ そしてネルソン提督は、この海戦での勝利と引き換えに命を落とした 数々の海戦に勝利し、また宿敵・フランス軍を退けた功績を評価してか、イギリスでは今もネルソンを英雄として称えている ヴィクトリー号の内部は見学できるようになっていて、入口では、当時の扮装をしたガイド役のおじさんが待ち構えていた 彼は、かなり大げさな動きでユーモアを交えつつ、トラファルガーの海戦のことや船内の様子を紹介してくれたが、私は彼の超~早口な解説を聞きとるのに必死で、ユーモアどころではない状態だった 私が真剣に耳を澄ましていたので、緊迫感を和らげようとしたのか、彼はときどき「どう?僕のギャグ面白いだろ?」と言いたげな顔つきで私に訴えかけてきた(ような気がした) しかし私は、そんな彼の小細工(?)も軽く無視 ヒアリングで精一杯だったので、写真を撮ることも忘れていた そして、必死のヒアリングもむなしく、ガイドのおじさんの解説は半分も聞きとれていなかったように思う(苦笑) したがって彼の大げさなユーモアも、すべて無駄だったということになる まあ、とにかくイギリス海軍は、いまだに「ネルソン万歳」精神が根強く残っているらしいということはわかった(結局これしか理解できなかったとも言えるかも…笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 9, 2006 01:07:41 AM
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