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カテゴリ:情報経済新聞
============================ ◆1.広がる参加型ネット『ウェブ2.0』と、『汝自身を知れ』の課題! ============================ ●志村記者の記事によれば、『ウェブ2.0』の特徴は、(1)利用者 参加、(2)細かいニーズに応えるブログやSNSなど、(3)ソフトウ ェアからネットサービスへの移行―などとしてとらえられ整理され ており、伊藤忠テクノジーベンチャーズ取締役の中野慎三さんは、 「本質を見極めないままの投資もある。かってのネットバブル前の 雰囲気に似ていなくもない」とコメントしています。 ●以下は、『ウェブ2.0』に限定された考察ではなく、社会全体の デジタル化、あるいはネットビジネス全般について言えることなの ですが、2400年前、アポロン神殿の柱に刻まれていたという『汝 自身を知れ』という、ソクラテスの根源的な問いかけを、ぜひ思 い起こして欲しいと思うのです。 ●私たちはつい単純に、『既知』の世界が広がれば、『未知』の世 界はだんだん狭くなって行くと考えがちですが、一流の学者・研 究者・技術者の方々にほぼ共通する含蓄のある感じ方・考え方 ・とらえ方として、『既知』の世界が広がれば広がるほど、それ以 上に、『未知』の世界が広がっていくという実感があるのだそうで す。 ●よく売れている本として有名な『ウェブ進化論』の著者・梅田望夫 さんによれば、検索エンジンで著名な米国のグーグル社は、自ら の使命を、「世界中の情報を組織化(オーガナイズ)し、それを誰 からでもアクセスできるようにすること」と定義しており、同社の使 命は「知の世界を再編成する」ことにあると、要約されています。 ●同氏や同社のそうした壮大な試みを、有効な限り、まずひとま ずは多としたいと思います。しかし、そうした試行の大前提とし て、限りある『人知』であること、そして有限な『人知』の世界でさ えも、たったひとつのロボット検索やその技術で、すべてをカバ ーできるほど、狭くも浅くもないということ。つまり、『汝自身を深く 知ること』の大切さ、深い技術への謙虚さ、を改めて確認してお きたいと思うのです。 ●詩人・茨木のり子さんの、『大男のための子守唄』は、そうした 時にこそ、深く胸に染み通るはずなのですから・・・。 ============================ ◆2.4/21の検索エンジンマーケティングの最新講演3に注目を! ============================ ●おかげさまで、次回4/21『EC研・合同フォーラム(102回)』の概 要が下記の通り決まりました。 ●特に、講演3は、検索エンジンマーケティング(SEM)の手法であ るSEO(検索エンジン最適化)、P4P(検索連動型広告)、LPO(ラ ンディングページ最適化)など、ネットビジネスに真剣に取り組む 各企業にとって欠かせないタイムリーな講演として、大いに注目 されます。 ●4月の仕事始めの本日ですが、万障お繰り合わせのうえ、お早 目のお申し込みをお待ちしています。 ●また、会員さんの参加を歓迎することは当然ですが、非会員さん のお申し込み・初めての方のお申し込み(毎回40%前後を占めて います。下段にお申し込み欄があります)を心から歓迎いたします。 どうぞ遠慮なく、さあ、どうぞ! ☆====================================================☆ ■日時:2006年4月21日(金)13:00~17:00(終了後に経団連ビル 3Fの食堂で懇親会があります。参加費は女性千円、男性2千円 前後の予定です。初めての方、歓迎します) ■場所:三菱総研ビル1階AVルーム 東京都千代田区大手町2-3 -6 (鎌倉橋寄り、高速道路手前の日経本社ビル斜め前です) ■最寄駅:地下鉄・丸の内線・大手町駅A2出口・徒歩2分、総研ビ ル入ってすぐ左手が会場です。【地図】 http://www.mri.co.jp/PROFILE/office_map.html ☆====================================================☆ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ■講演1:13:00~13:50 ◆テーマと講師:『テレビとケータイ連携ビジネスの実現に向けて』 KDDI 株式会社 クロスメディアグループリーダー 家中 仁氏 ◆講演の概要: まず、KDDIが現在ケータイで提供しているLISMO、着うた(R)等の コンテンツサービス、au Shopping Mall、au Recordsといったコマー ス・サービスの概要と共に、これらのサービスとテレビとの相乗効 果への期待についてお話しいたします。また、4/1のワンセグ開始 に伴い想像されるユーザーのケータイ接触時間、接触行動の変化 と、それにより起こりうる新規ケータイ・ビジネスの可能性について お話しいたします。 ◇注:EC研では、できる限り英文表記を、さらにクールでスマートな 日本語表記に変えて配信できるように努めていますが、今回は講 師からの強い要望により原文を尊重しています。 ◆家中仁氏の略歴: 1993年に国際電信電話株式会社(KDD)に入社。国際専用線・国 内回線工事部門に配属。その後、ソリューション部門へ異動。企 業向け電話・データネットワーク開発業務を担当。2000年 DDI、 IDOとの合併を前にモバイルコンテンツ企画室(現 コンテンツ・メ ディア事業本部)へ異動。その後、EZweb WAP2.0対応、BREW(R)、 EZチャンネルなどのサービス立ち上げ業務を経験。2004年 メデ ィアビジネス部に配属。『放送とケータイ連携』をテーマにEZテレビ、 EZ・FMのサービスを担当。 -------------------------------------------------------- ■講演2(ジョイント・リレー方式):14:00~14:50 ◆テーマと講師: 『国内初ブログを活用したオークションサービス~ブログメディア とその成長戦略~ 』 ○株式会社サイバーエージェント アメーバ事業本部 事業戦略室 室長 中里 昇吾氏 ○同社・同本部 メディアコンテンツ・ディビジョン オークショングル ープ マネジャー 小方 直美氏 ◆講演の概要: ・ブログとは ・ブログメディアの特徴と可能性 ・Ameba(アメーバ)とは、事業構造やビジョン、サービス概要につ いて ・Ameba(アメーバ)オークションとは ・オークション事業立ち上げの経緯と背景 ・Ameba(アメーバ)オークションの仕組み ・実例紹介 ・現状と課題 今後の展望について ―当日は以上のような要点についてお話しする予定です。 ◆講師の略歴:(中里氏&小方氏) ○≪中里昇吾(なかざとしょうご)氏≫ 1975年生まれ。大学卒業後、三井物産に勤務。財務部門経験後、 情報産業部門にて、エレクトロニクス機器の海外向けOEM販売な どを担当した後、海外ベンチャーの製品、事業の国内向けマーケ ティング業務、商品企画・開発プロジェクトなどを担当。2005年3月、 サイバーエージェントに入社。アメーバJPグループにてスタートペ ージ事業を担当後、Ameba事業本部にて、Amebaマイページを立 上げ。3月より同事業本部にて事業戦略担当。 ○≪小方直美(おがたなおみ)氏≫ 1975年生まれ。大学卒業後、住友商事に勤務。鉄鋼部門にて、海 上・鉄道コンテナの輸入3国間取引、鋼材の輸出、中国コンテナメ ーカーへの投融資事業に従事。2000年にサイバーエージェントに 転職。アカウントプランナー、WEBプロデューサーを経験後、複数の 新規メディアやECサイトの立ち上げを担当。2005年よりアメーバ・ ブログ・グループにてブログ広告の拡販に努める。現在アメーバ事 業本部にてブログを利用したオークションサービスの拡張に従事。 -------------------------------------------------------- ■講演3:15:00~15:50 『購買行動における「検索」の影響とアウンコンサルティングのア プローチ』 アウンコンサルティング株式会社 執行役員 セールスグループ グループマネージャー 坂田 崇典(たかのり)氏 ◆講演の概要: ブロードバンド環境の普及や検索エンジンの精度・機能の向上 などに後押しされ、「検索」という行為は購買プロセスにおいて 完全にその一部として組み込まれました。講演では、まず、「検 索」の現状とユーザーの動向などに焦点をあて、購買行動にお いて「検索」がどのように影響しているかを検討していきます。 そして、アウンコンサルティングが行った調査の結果などをもと に、検索エンジンマーケティング(SEM)の手法であるSEO(検索 エンジン最適化)やP4P(検索連動型広告)やLPO(ランディング ページ最適化)など企業が取り組むべき課題を考察いたします。 その上で、アウンコンサルティングのアプローチをもとに、企業 としてどのように「検索」に向き合えばいいかということを説明さ せていただきたいと考えております。当日は以上のような要点 についてお話しする予定です。 ◆講師の略歴: 1992年早稲田大学政治経済学部卒。凸版印刷にて出版社の雑 誌・書籍のセールスプロモーション支援活動に従事。アーサーア ンダーセン(現ベリングポイント)に転じ、コンサルタントとして上場 企業の経営管理プロジェクトを経験の後、日経BP社にてPC関連 雑誌・Webサイトの広告プロモーション活動に携わる。広告マネー ジャーとして、企業の業務改革関連企画や購買行動調査などの 調査活動も担当。2005年11月アウンコンサルティング入社。同年 12月より現職。 -------------------------------------------------------- ■講演4:16:00~16:50 『フラッシュ・ベースで動かす、「MMOラーニング&MMOタウン」』 ピーシーネット(株) 代表取締役社長 遠藤 恵司氏 http://www.pcnet.jp/ ◆講演の概要: (1)ITではなく国際標準用語であるICTに注目 →わが国のITにはコミュニケーション技術が欠けていた (2)コミュニケーション重視のイーラーニングの紹介 →MMORPG + イーラーニング = 「MMOラーニング」 (3)買い物客の動きの見られる「MMOタウン」の紹介 →何人お客様がいるの?どのお店が繁盛しているの? (4)圧倒的なコストダウンを実現できたFlashのマルチプレイ環境 →たった2メガのプログラムで実現 (5)Flashのマルチプレイ環境による動画配信等への応用 →Webカメラで簡単録画、パワーポイント資料も簡単に動画へ (6)ソースコードを公開するピーシーネットのシステム販売 →なぜ購入者にソースコードを公開するのか ―当日は以上のような要点についてお話しする予定です。 ◆講師の略歴: 1964年福島県出身。1987年信州大学経済学部卒業後、富士 銀行系システム会社に入社。1年間大手外資系ITメーカーに て汎用コンピューター全般の研修を受ける。その後、アルパイ ン株式会社経営企画室を経て、1997年ピーシーネット株式会 社設立。現在に至る。 ITソリューションとマーケティング・財務知識などビジネススキ ルを融合させた社会人向け研修コンテンツでは定評があり、 大手ITメーカーなどの研修コンテンツを企画・開発し、その受 講生は3万人以上となる。また、ダイヤモンド社とは、新入社 員向け通信教育で弊社開発のイートレーニングで提携するな ど新しいシステム開発に積極的に取り組んでいる。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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