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そう。 来年度を表したい漢字 一文字は、「独」 でした。
TOKYO FMの「感じて、漢字の世界」。 今回の漢字は「孤独」「独立」の「独(ドク)」、「独り(ひとり)」。秋風に吹かれて独りたたずめば、ふと、心に宿るものさびしさ。日本は今「孤独大国」とも言われています。 「独(ドク)・独り(ひとり)」という字は、動物に関連する部首「けもの篇」に「虫」という字を書きます。 「虫」のもとの字は、戦乱の中国・三国時代に頭角をあらわした国、「魏・呉・蜀」のひとつ、「蜀(ショク)」という字を書きます。 これは木や草の葉にくっついた青虫や芋虫をかたどったもの。 ひとつの場所を守り、そこから離れないことを表しています。 そこから「独」と言う字が「ひとり」の状態を意味するという説があります。 また「蜀」の字は「牡」のけものを表しているという説もあり、群れを離れていることが多いため「ひとり」という意味になったともいわれます。 厳しい自然の中で生き延びるため、共同体をつくり、智恵や力を出し合ってきたいにしえの人々。 雨風をしのぐ住まいをつくり、狩りや漁へ出かけ、作物を育てて収穫する。 そして感謝の祈りを神に捧げる祭を催し、互いの働きをねぎらいあう。 こうした日々の作業を通じて共同体の担い手と認められ、村の繁栄に貢献してきました。 独りでいることはすなわち生命の危機であり、誰かと共にあることが唯一の生きる道だったいにしえの頃、 そこに選択の自由はなかったけれど、命を落とす恐怖や孤独を感じることもまた、なかったはずです。 時折胸をよぎる言葉にできない痛みや悲しみは、長い長い秋の夜が、消し去ってくれます。 星降る森で歌を口ずさんだり、炎の番をしながら夢をみたり。 独り静かな時間を過ごして、人はまた、明日を懸命に生きようと思うのです。 ではここで、もう一度「独(ドク)・独り(ひとり)」という字を感じてみてください。 SNSで誰とでもつながれるからこその「孤独」を抱える若者たち。 心が通い合わない相手と暮らすことで「孤独」を感じる夫婦たち。 多くを語らず群れない「孤独の美学」に固執して孤立する定年後の男性たち。 今、日本も含めて欧米を中心に「孤独」に対する危機感が高まっているといいます。 孤独が身体に負荷をかけ、寿命を縮めるという医学的な研究データや、あらゆるリスクの数値を上昇させるという調査結果も発表されています。 今年一月には、英国で「孤独担当大臣」が誕生し、もはや「孤独」は世界に蔓延する深刻な病であり、社会問題のひとつです。 コミュニケーション研究家の岡本純子氏いわく、大切なのは、「心から信頼でき、頼ることのできる人たちと、深く、意味のあるつながりや関係性を築いているかどうか」ということ。 目指すべきは、健やかで豊かな「孤独」なのです。 漢字は、三千年以上前の人々からのメッセージ。 その想いを受けとって、感じてみたら……、 ほら、今日一日が違って見えるはず。 と記載されていたHPが ありました。 昨今、、いろいろな 孤独が原因の 事件や事故、、、あふれかえっています。 こんな時代だからこそ、、今一度、、「独」 とは なにか、、、、 独りで 旅をしながら 考え直す 機会の年にしたい という意味を込めて、、 「独」 としました。 続く・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.12.21 09:44:17
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