ＷＡＷＡは最高☆

昨晩、彼が帰宅するなり
「見てもらいたいモノがある・・・」
改まって言う彼に
「えっ、何何」
「見てもらいたいモノがある・・・」
「ん、何言ってごらん」
彼はベルトを緩め、ズボンを脱ぎ出す
パンツ姿の彼にえっぐの目がキョトン
「これさ～昨日の夜から痛くなってて・・・」

そのモノとは、彼の左足の大腿骨よりやや１０ｃｍ上の外側に出てているコブで
１０年来のお付き合いで、今まで痛みも何もなかった為、ただの脂肪の塊だろうと思っていた
それが、どういう訳かコブが変形し、赤くなって、先端部分が何やら怪しい
「これが猛烈に痛くて痛くて」
「外科で診てもらったら」

そして今日、会社から帰宅した彼が
「行ってこようかな～」
「うん、診てもらった方がいいよ」
「でもな～取るって言われて、手術だってなったら・・・」
「大丈夫、大丈夫、麻酔がチクッて痛いだけだよ」
「痛いんだよね・・・」
「あと抜糸とかも・・・」
「え～痛いの」
「痛いって言うか、うわ～って感じ」
「えっぐは一緒に来てくれないよね」
「あ～行ってあげたいけど、配達業者さんが来るからね～」
手術という言葉だけで、臆病になった彼
「大丈夫、行っておいで」と見送った

２年前にえっぐが自転車事故で通院した整形外科に行ってきた
３０分後に彼からの電話
「脂肪ではなかったらしい」
「えっ、違ったんだ」
「で、悪性ではないけど、取りましょうってなってさ～」
「手術するんだ・・・」
その時には付いててあげようと思っていたら
「また、呼ばれたんだよ」
「うん」
「ハイ、脱いで下さいって言われて、『今からですか』って看護婦さんに
　聞いたら『先生言ってなかった』あっ、今から・・・」
「え～今から、心の準備も出来てないのに～」
「って、終わったんだけど・・・」
「えっ、もう手術済んだの」
「いや、手術ではなくて、注射針を刺して抜くんだよ・・・これが痛くて痛くて」
めっちゃ痛そうな声で再現している彼

えっぐも昔、指に出来た異物を診てもらっては針を刺して、抜いたけど何も出なく
逆に空気を入れたりとしたけど、痛いだけで涙が出る出る
切ってみないと解らないって事で、その場で手術をしたよ・・・
えっぐの場合は１ｃｍ位の老廃物の塊で臭いったらありゃしない
一方、彼の方は出て来たモノはカニ味噌みたいなのがドロ～だって
あとは抗生物質のお薬貰って、お仕舞い

帰ってきてから話してくれて良かったのに、帰りの車でいますぐにでも話したいって
電話で聞かされ、帰ってきてからも「痛い、痛い」って連呼してた
予定では、今日彼の愛車を触るって言っていたんだけど、やっぱり痛くて痛くて
自由に動けないからって事で、今日はゆっくりと休んだ

明日には痛み、治まっているといいね