ル三パン世のつぶやき

『日本全国から有名店のモンブランを毎月ご自宅にお届けします！！』


プロフィールにある通り、私は無類のモンブラン好きである。

先日、毎月有名店のモンブランを届けてくれるというケーキの宅配を発見。

月一回の自分へのご褒美に、と早速申し込みをした。


今か今かと首を長くして待っていたところ、一回目のモンブランが本日届いたのである。


ワクワクしながら中を開けると、4つ入り。

これが嬉しい。
体調や疲労によって甘さの感じ方に違いが出るため、できれば二回は食べないと正確な評価はできない。






さて、第一回目の『今月のモンブラン』は、神奈川県にある『レザンジュ』という洋菓子屋さんから。




まずはそのルックス。
比較的こじんまりとした上品な大きさ。

この時点で「スポンジ少な目のクリーム系」であることが憶測される。

モンブランの決め手である全身を覆うマロンペーストはかなり濃い茶系。

ひとつ言うなれば、個人的にマロンがトップに乗ってて欲しい。

私がキング・オブ・モンブランと認める『東洋亭』（京都）などは、ドームのてっぺんと中にふたつのマロンを使っている。


さて、実食である。

まずはフォークを入れ、勢いよく一口。

口に入れた瞬間、甘さより先に栗の香りが広がった。
これだけ香りの強いモンブランは珍しい。


次にフォークを入れた断層をチェック。

土台はしっかり焼いたサブレ生地のタルト。
このタルトがクリームペースト系のモンブランにありがちなしつこさを見事に相殺している。

サクサクの食感がスポンジの少なさを全く感じさせないのだ。

タルト土台の上に、アーモンドクリーム。
その中にマロン。

さらに生クリームとアーモンドクリームの両方にマロンチップがちりばめられており贅沢感がある。


生クリームを覆うマロンペーストは、見た目通り濃厚でその舌ざわりは上質のこしあんのような滑らかさ。

その色と香りはどうやらブランデー・・・そう、この香りはVSOPである。

あまりに濃厚なため、食後に食べるにはちょっと向かないかもしれない『レザンジュ』のモンブラン。


濃厚な香り引き立つ大人のモンブランである。

これから月に一回、我が家に届く『今月のモンブラン』をレポートしたいと思う。

さて、来月はどんなモンブランが届くのだろうか。
今から楽しみである。