こんな映画を観た。
以下の文章は、雑誌「モコス」に発表したものです。


今回の原稿は映画「マトリックス」３部作のネタバレを含んでおりますのでご注意下さい！！！！！

大ヒット中の映画「マトリックス・リローデッド」でございますが、劇場を出てきた観客は完全に２種類に分かれております。「大興奮！やっぱスゲー！カンフーもカーチェイスもチャンバラもあり。空まで飛んで大感動！」という絶賛派の一方で「なんか全然わからんかったなぁ。キー・マスターって何？最後に出てきた人は誰？レガシー・プログラム？ソース？アーキテクト？予言？選択？？？？？」という疑問いっぱいの人々も多数。基本的に前作を何度も観ていることが前提のディープな続編となっていますので、１作目を単なるアクション映画だと思っていた人はかなり面食らったようです。
今回の続編は、監督のウォシャウスキー兄弟のオタク嗜好が全面展開。「俺たちって日本のアニメ大好きじゃん！１作目で押井守の作品をパクッたから、今回は『ドラゴンボール』も入れといたでぇ！文句あっか！」って感じの作品です。「リローデッド」を観て疑問が沸いた人は、押井守監督の過去の作品「うる星やつら２ビューティフル・ドリーマー」｢攻殻機動隊」などを観ると少しは謎が解けるかもしれません。現在発売中のアニメ版番外編「アニマトリックス」にも多くのヒントが入っておりますので要チェック！
キャリー＝アン・モスファンの師範代的には、トリニティの活躍シーンが多かったのが嬉しかったです。池乃めだか師匠（？）を後ろに乗せてハイウェイを激走するシーンでは、思わず「俺も乗せてぇぇ！」と心で叫んでしまいました。（アホ！）３作目では、モニカ・ベルッチとのカンフー対決を希望しときます。（さらにアホ！）

そこで師範代が大胆予想する完結編「マトリックス・レボリューションズ」はこれだぁ！
自己増殖を続けマトリックスそのものを乗っ取るまでに巨大化したエージェント・スミス対救世主ネオの最終決戦。壮絶な殴り合いの末についに勝利するネオ！喚起の声をあげるザイオンの人々！・・・・・・・・・・・。（フェード・アウト）・・・・・・・・・。
「アンダーソン君！居眠りすんじゃないよ！」
と起こされるトーマス・アンダーソン（キアヌ・リーブス）。起こしたのはエージェント・スミスそっくりの上司。隣を見ると「お先に失礼しまぁす。」とトリニティそっくりのＯＬが・・・・・。オフィスを掃除しているのはモーフィアスそっくりのおっさんだ。「アンダーソンさん、また居眠りしてぇ。しっかり仕事しないとリストラされちゃうよ。」
トボトボと家路をたどるアンダーソン君、「ああぁ、俺って世界を救うヒーローだったはずなのになぁ・・・・・現実ってキビシー！帰ってプレステでもしよッ！」かなりわびしい後ろ姿にエンドクレジットがかぶって・・・・・・・。（オイオイ！夢オチかよ！『オズの魔法使』かよ！）

　さぁ、この大胆予想が当たっているかどうかは、１１月の完結編公開で明らかになるはず！さぁ劇場に確かめに行こう！

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