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カテゴリ:主に社会的な問題など
Asahi.Com『ヤフオク「家電ドットコム」に被害報告多数、商品届かず』(12月22日21時)、および、朝日新聞(23日、34面)の記事で、ネットオークションで被害報告が相次いでいることを報じています。それによると、国内最大規模のネットオークションサイト「ヤフーオークション」で、今月から新たに出店した家電販売業者をめぐり、「代金を振り込んだのに品物が届かない」という被害報告が相次いでいることが分かり、被害者は数百人になる恐れもあると報じています。
被害の訴えが相次いでいるのは、法人出品者の「家電ドットコム」(東京都豊島区)です。 ヤフー株式会社によると、この業者は「kaden_com2006」のID名で今月1日、オークションの事業者部門に出店し、液晶テレビやカメラなどを出品。「新品・未開封・未使用」「入金確認後、3営業日以内に発送」などと宣伝。被害者らによると、都内の大手量販店よりも割安で購入できると評判だったそうです。 ところが、今月15日あたりから、落札者からヤフー株式会社に「振り込んだのに商品が届かない」、「業者と連絡が取れない」との相談メールや電話が相次ぎ、22日までに数百件が寄せられている模様です。 ヤフーとしても連絡を試みたそうですが「つながらず」、20日、この業者を出品中止処分にするとともに、代金を支払わないよう注意するメールを落札者に送信。今後、退店処分にする方針とのことです。これまでに成立した取引は約2000件で、落札額は計約1億数千万円。このうち、どの程度が被害にあたるかについては不明とのことですが、過去の詐欺事件と比べても、大規模なものになるということです。 基本的に入札への参加は、ヤフーオークションに限らず、誰でも可能で、本人確認なしで複数のID登録も可能です。私も過去に2度ほど、ヤフーオークションに入札し、落札したこともあります。問題は、出店者の方の素性です。ヤフーでは法人出店者には法人登記簿などの提出を求めているそうですが、代表者の本人確認などはしていないということです。問題は、ここにあると思います。ヤフーに限らず、どこのオークションサイトも、出店者、落札者どちらにも評価をつけさせる仕組みです。最初は、真面目に取引しておいて、ある程度、集客数を掴んだところで、持ち逃げするやり方です。そういう意味で、私は、オークションは『代引き:代金引き換え』が基本です。そうでない出店者には、入札しないことにしています。どんなに欲しいものがそこにあったとしてもです。 ヤフーでは「被害者数などがまとまり次第、対応策も含めて報告したい」と話しているそうです。が、やはり、出店者に対する本人確認などは、今後、行うべきであると考えます。今回の業者は、ヤフーを踏み台にして『犯罪(詐欺)』を行った訳で、ヤフー自体は、悪くはありませんが、傷つくのは、直接の被害者とヤフーと言うことになります。 お互いに気をつける必要があることを警鐘する事件です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年12月12日 05時14分30秒
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