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カテゴリ:IT・ネット/ユビキタス
今年7月のレポートですが「仕事とノートPCに関する調査」によって、『仕事でノート・パソコン(PC)を使いたいとは思わないという人が多い』という結果が得られました。これは、日経コンピュータと日経BPコンサルティングが実施したアンケート結果で、特集記事としてで取り上げています(高下義弘氏:ITPro 兼 日経コンピュータ [メルマガ:2007/07/25] )。
仕事でノートPCを使いたいと思わない理由は、そもそも使いたいと思わないから(つまり、【「いや」なものは「いや」】)ということです。調査は、仕事におけるノートPCの使用状況を把握するために、日経BPコンサルティングが保有するアンケート・モニタに協力を依頼して実施したもので、回答を得られた400人のうち、職場以外(家庭や外出先など)で仕事のためにノートPCを使っていない人は193人で、48.2%でした。一方、使っている人は207人で、51.8%だったと報告しています。 ノートPCを使っていない193人に対して、「職場以外で仕事のためにノートPCを使いたいと思うかどうか」を訊ねたところ、46.6%が「思わない」、16.1%が「どちらとも言えない」と答えており、これらを合わせた62.7%(121人)が前向きではない意思を持っていることを示しています。 使いたいと思わない、或いは、どちらとも言えないと答えた理由の中で、一番多く挙がったのが、「場所や時間を問わず仕事をすることになる」、「職場以外で仕事をする必要がない」で、それぞれ51人で、その次に多い理由は「情報漏洩の危険性がある」で、44人の人が挙げています。 つまり、モバイル・コンピューティングを求めない人の理由は、セキュリティに対する懸念というよりは、そもそも【「いや」だから「いや」】ということになります。自社でノートPCの利用を積極的に進めたいと考えている企業は、セキュリティの仕組みを用意することはもちろんですが、社員にモバイル利用のメリットを示すことが必要ということのようです。 但し、この調査は、あくまでも、仕事とノートPCの関係であり、プライベートで使用する場合は別です。むしろ、TVカメラ機能内蔵、ワンセグチューナ内蔵、公衆無線LANスポットの普及・拡大などによって、プライベート利用目的でのモバイル・ノートPCの購買意欲は増大傾向にあることは確かであると思われます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月20日 18時58分28秒
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