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在校生の１・２年生は、進級できたからとほっと一安心している最中、
あるいは、『もうどうでもいい』とはっちゃけているかもしれませんが、
２・３年生に上がるにつれて、『進学』の二文字はついてまわってくると思います。


特に、私立校・中高一貫校３年生に上がる２年生は、
『今年』、『約９ヶ月後』に全て決定するという事実、現実を、
改めて意識・覚悟しないと、悲劇を招くことになります。


９ヶ月、は約２７０日、６，４８０時間です。


皆さんの自由にできる時間を、１/３とすると、２，１６０時間。


その残り時間で、『決定する』のだと思って下さい。


『今年』２年生になる１年生は、『来年』３年生になる自覚・意識・覚悟をもって、
この一年を臨まないと、あっという間に追い込まれた状況・状態で、
３年生を迎えることになります。


今２年生の段階で、進級・進学できなかった方は、失礼ながら１年次の今頃、
進級・進学を甘くみていたのでしょう。


『積み重ねた』記録・結果となる点数・成績は、徐々に『進級・進学』の道を
決定するものであり、その道から外れていけばいくほど、
『悲劇』が待ち受けるということになります。


昨今は、そういったことを自覚・意識・覚悟を持つ方が少なくなってきています。


そして、これは残念なことではありますが、親御さんもその傾向があります。


お子さん任せにしていて、進級・進学要綱のことを『知らなかった』、
気付いたら、もう進級・進学できないことがほぼほぼ決まっていた。


学校は、先生は、『次頑張れば』と言っていたのに、
まさかここまで追い込まれているなんて、寝耳に水だった。


しかし、『記録』『証拠』が残っているわけですし、学校・先生も、
『最後まで』可能性を信じてくれていたわけですから、
責めるべき相手は、自分自身、親御さん自身となって、
『自己責任』の文字が重くのしかかることになります。


３年生に上がる２年生も、ギリギリ進級できたことがイコール進学を約束されたと、
勘違いされることがありますが、決して『安全圏』にいるわけではないということを、
そして、具体的に、クリアしなければならない“進学”要綱を知っていないと、
早ければ一学期、遅くとも二学期期末テスト、つまり９ヵ月後に悲劇を迎えることになります。


今学年をやっとのことでクリアして、安心していたところに、さらに追い込むのか、
不安をあおるのかと思われるかもしれませんが、私立校・中高一貫校の場合、
『進学』が安全圏、つまり、最終決定するまでは、気を緩ませるわけにはいきません。


そういう意味では私立校・中高一貫校では、受験よりも厳しい、息苦しい、
学生時代を、長い期間過ごさなければならないことになります。


失礼ながら、これは『親御さん』がそういう自覚・意識・覚悟を持っていないと、
お子さんが自らそう思うのは難しいでしょう。


むしろ、親御さんが、私立校・中高一貫校に入学させたのだから大丈夫でしょう、
このまま、未来・将来が用意されたも同然でしょうという感覚でいると、
それがそのままお子さんにも影響して、上記したように『気付いた時には・・・』と
なることが多いです。


親御さんは、お子さん以上に、学校のこと、進学・進級のこと、その先の進路のことまでを、
よく考えて、よく知っておいて、お子さんに『アドバイス』できるくらいでないと、
進級・進学に導くことは難しいです。


『自分で出来る』というお子さんであれば、それは『結果』『記録』が物語ってくれます。


その結果が、今まさに出たことでしょう。


そして、『出来ない』ということが証明されてしまったのであれば、
それは親御さんが介入しなければ、そのまま私立校・中高一貫校で生活していくのは
難しくなります。


それでも、お子さんの自由・自主性を大事にしたい、『ソレ』を第一にと考えるのであれば、
進級・進学できない場合の覚悟、進路先をどうするか決めて下さい。


記録された点数・成績で進級・進学が決まる私立校・中高一貫校で、
一年間の、記録・点数・成績を無視するというのであれば、
その学校は『通う』だけの学校ですから、もうその学校での進級・進学に
こだわる必要はないでしょう。


私立校・中高一貫校では、進級・進学に関する絶対的なルールがあるわけですから、
そのルールを無視して、自分勝手な理屈やルール、意見が通ると思ってはいないでしょう。


まだ年端もいかない十代の若い皆さんに、そういったことを
『大人になって』考えましょうというのは、難しいとは思いますが、
『親御さん』は、わかった上での、あるいはわからないというならわからないことに対しての、
責任を取らされると思って下さい。


どうすればいいかわからない、子供の意見も尊重したいとなると難しいと、
悩まれることかもしれませんが、『その悩んでいる間』も時間は過ぎ、
お子さんは、『記録』されていくことになります。


やりたいように自由にやらせたいというのなら、お子さんは、親御さんの
『希望通り』になっています。


『それ』が第一なのですから、進級・進学にこだわることなく、
お子さんをサポートできるようにしておくことをオススメします。


そういったことも含めて、もう一度、親御さんも含めて、進級・進学要綱を、
よく読んで、よく考えて、よく確認して、今後どうするのかを、
話し合っておくことをオススメします。


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