カテゴリ:スポーツ全般
沖縄県初の総合型SC「さしきスポーツクラブ」が2年目を迎える。初年度は目標の会員100名を突破し、現在140名を超えるクラブとなったが、2年目を迎えるにあたり、8種目が6種目に減る厳しい現実を目の当たりにする。2年目を迎えるが、依然として問題は山済みである。そこで、先日行われたさしきスポーツクラブ運営委員会と昨日行われた佐敷町の老人福祉推進大会でのさしきスポーツクラブのPRを踏まえて、今後のさしきスポーツクラブについて考えていきたい。
まず、さしきスポーツクラブについて考える前に総合型SCとは何ぞや?という人も多いのではないだろうか!?総合型SCは2000年に文部科学省が制定した「スポーツ振興基本計画」の中での生涯スポーツ社会の実現に向けた具体的方策である。これまでの企業や学校が担ってきたスポーツをもっと気軽に誰でも行える環境を整備しようということであるが、総合型SCの行き先は険しい。 全国的に見ると、総合型SCは多くの都道府県・市町村で設立され活動している。現在の総合型SCの具体的な数というものは把握していないが、沖縄では設立し活動しているものはさしきスポーツクラブしかない。そのため、他の設立に向けて準備をしている市町村にとって、このさしきスポーツクラブは非常に参考になるクラブである。 しかし、このさしきスポーツクラブも設立までには多くの問題があった。それは、他の都道府県にも見られるような既存の単一種目型のクラブとの理解の問題や設立のために資金の問題である。さしきスポーツクラブはいくつかの既存のクラブをまとめたこともあって、既存団体との問題は大きな障壁とはなっていないように感じるが、やはり限られた施設の使用権では多少問題がある。また、設立1年目からほぼ受益者負担の原則は解決できたように見えるが、講師謝金は未だ町の予算から賄っており、完全に自主運営ができたとは言えない。 このような問題があり、解決する方向で話が行われているのか心配であった私は、先日行われた運営委員会で、光が見えた気がした。 これまで、さしきスポーツクラブが活動していている中で、どうしても気になる点があった。それは、種目の世話役であり運営委員会のメンバーである方々が、そこまで積極的に問題解決に参加していないことであった。既存の団体として今まで活動していた方々がクラブとなる意義を感じていないようにさえ感じていた。しかし、先日参加した運営委員会では、メンバーが近況報告を行うと共に、これまで自分の種目の話しだけをしていた状況からクラブのことについて話すようになっていた。う~ん、この雰囲気には少しビックリした。だが、これが本当のクラブとしての一歩のように感じ、このまま頑張っていって欲しいなと正直思った。 また、佐敷町では国保ヘルスアップ事業も行っており、そこの受講者が継続的に運動が行えるように受講後にさしきスポーツクラブに入って欲しいというねらいもあった。そのため、昨日行われた老人福祉推進大会のプログラムの中にさしきスポーツクラブのPRの時間を設けていた。その中で、私たちが作ったさしきスポーツクラブのビデオが流されており、少しばかり嬉しかった。やはり、地道に活動を行っていったら、少しずつであるが実を結ぶのだなと感じた瞬間でもあった。 これで、2年目の活動へのスタートは切れたかのように思えるのだが、まだまださしきスポーツクラブに情熱を注いでくれる人材が少なく感じる。私たちも学生の身ながらできる範囲で協力していきたいと思っている。また昨年のように小学校でスポーツ教室を開催したいとも思っているので、そこは理解を得れるようにこちらからもアピールしていきたいと思う。 今月は22日に今年度の設立を目標としているSCなきじんの設立準備委員会が行われる。そこにも参加する予定なのだが、こちらもまた問題が山済みのようだ。地理的に佐敷と今帰仁は遠いので、うまく情報を交換することができないようだが、個人的にはもう少し連携していければ、沖縄の総合型SCの発展に寄与すると考えているのだが・・・そこは、私も仲介役に入れるように方法を考えていきたいと思う。 長々と文章を書いてみたものの、言いたいことを書くという作業は本当に難しいものだと感じる文章である。。。しかし、ま~前よりは読めるかなと思いつつ、次のタイトルを考えることにしよう!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.03.14 23:55:54
コメント(0) | コメントを書く
[スポーツ全般] カテゴリの最新記事
|
|