Electropicoの音楽三昧日記

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• DODO’S

  8/19切石イベントにて展示した作品の数々、当日ずっとDJ席にいた僕自身はほとんど見ていなかったので、改めて見せてもらった。満足、というのとは違う、何というのか、荷が下りた、という感覚か。でも、あと、小説を探して、読む、というのが残っている。処女小説は、極楽金魚鉢。その他は？　ゆっくり探すとしよう。

  September 5, 2003

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• 鈴木裕子カルテット＠JZBrat

  「ラテンナンバーも」と書いてあったので応募してみたチケットが当たったので行ってみました。が、招待してもらってなんだが、これは失敗。リーダー鈴木さんはジャズも邦楽も沖縄音楽もポップスもラテンも、といった多彩な活動をされているらしいのだが、今回数曲聴いた限りでは、裏目、というか、きっとどれも表面をなぞっているだけじゃないかとすら思えてしまう。まず一芸を、と思うのはよけいなおせっかい？ただいずれにせよそんなに気軽にラテン、などと言ってもらっては困るのだ。特にコンガを叩いたあなた！カラオケでマラカスを振る素人は、マラカスの奥深さを知らない。彼らはオマールソーサの盟友グスタボのマラカスを知らない。不幸だ。

  September 2, 2003

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• クラブアルマリータ２＠六本木R！

  昼間のサウンドシステム＠横浜マレコンbyTakejunが延期になり、体力及びブッキング的にはむちゃ助かった。で、2回目のアルマリータ。前回より出演者を減らし、ライブも無し。チラシもコピー、でも入場料は一緒。案の定？集客も前回よりふるわず。当日の進行もドタバタ。イベント組むのは難しいよね、後藤さん。でも毎回ちゃんと反省して続ければ、きっと良くなる。きっと。ま、DJサミーさんと僕で、精一杯、来たお客様には喜んでもらえるようがんばりました。疲。

  August 31, 2003

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• 浅草サンバカーニバル＆ハイチ・バクル舞踊団

  9:00-16:00　浅草サンバカーニバル9時過ぎ　浅草寺裏手集合。既にトラック荷台へPA設置が始まっているが、トラックの鍵が未着のため、私の役目、装飾はまだ出来ず。10時過ぎ　鍵到着、早速、昨日完成していたキューバ国旗をモチーフにした飾り、つまり、星形の切り抜きのある赤い二等辺三角形（底辺2.7mx高さ2.7m）をトラックのフロントガラス前に針金でつるす。これは合板にパンチカーペットを貼ったモノ。我が同僚”デザイナー”タダチちゃんのアイデアだが、なかなか見栄え良し。ボディサイドには細長いキューバ国旗。例年の細かい装飾より良かったんじゃないかな。アイデア、ありがと！本番はまあ、あっという間。まあいいできばえだったでしょう。19:00-20:00　ハイチ舞踊団＠六本木ヒルズアリーナ衣装がきれい。動きが大きくてまろやか。ただ、感動というほどではなく、感心した、という感じ。1時間足らずのステージだときっと「奥義」は見せてくれなかったんじゃないかなあ。うーん。20:00-26:00　打ち上げそして浅草の打ち上げ。8時頃到着すると、CubaCubaではなく、Japoneateのビデオが。ああ懐かしい。それが終わると、今日の映像を流す。一人一人の表情はいい。楽しかった。これが基本。ただ、今年は4位だった、理由はいろいろ考えられる。まあ今日は酔うのみ。そして、あとは深夜まで僕のDJタイム。むちゃくちゃもりあがった～！！

  August 30, 2003

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• マノリート＠リキッドルーム

  朝から炎天下でカーニバル準備の肉体労働の後、待ちに待ったマノリート。何も言うこと無し。最高。あ、ひとこと。途中、今の東京で一番お勧めのバンド、チャカラのリーダー、サヤカが舞台に登場し、なんともハイテンションなバイオリンソロを披露。メンバーのソロよりイってた。裏手の台湾料理行った後、電車のある内に帰宅。だって翌日は本番。

  August 29, 2003

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• Hot Latin Night@ディズニーシー

  ディズニーは好きではないのだが、8月一杯開催、終わり間近のホットラテンナイトに行く。会場のLostRiverDeltaは園内最奥。子どもをよけながら急いで行くと、フィエスタ・ノーチェなるカーニバルパレードに遭遇。知り合いミュージシャンは3名。うん、わくわくするね。子どもの頃からちゃんとこういうリズムを聴いて育つのはいいことだね。とか思いながらついて歩く。次は目的地、サルサバンドの出るユカタンベースキャンプグリル。食事してしばし待ち、ようやく登場。こちらも知り合い3名、というか、イタマエのいつものノリ爆発。それはいいんだけど、ダンサーのコ達はラテンの動きじゃない。明らかにラテン素人と思われる。ラテンからセクシーさを検閲隠蔽し、陽気さのみを演出しようとは、ディズニー一流の巧妙な子供だましなんだろうな、やっぱ。終わってからもう一度パレードに遭遇。良い。それにしても、ビールは座って飲めだの、パレードからもう少し離れろだの、指図が多いね。子どものウチからあんなところに行って長い列に行儀良く並ぶことを覚えさせて、なんかいいことあるのかね、と、愚痴オヤジ。

  August 27, 2003

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• 三軒茶屋サンバカーニバル & ageHaサルサ

  三軒茶屋サンバカーニバルあ、三茶祭りがいつのまにかサンバカーニバルになってる！というわけで、来週の浅草を前に、（笑装演踊叩歌汗叫）ってきました、クバキューバ。実は今年のチームは野外は初めて。超炎天下で約30分はかなりヤバいかと思っていたが、実際、チーム全体に気を配る余裕無し。とはいえ、終わった後のビールはうまかったなあ。なお今回は息子4歳の本人の意思に基づくカーニバルデビュー戦でもあった。おヒルネの時間帯にかかわらず、よく頑張ったぞ。エライ。さあ、次は来週の浅草だ。^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^そして、急いで着替えて新木場に移動。。。^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ageHaサルサageHaはサウンドシステムが充実していると聞いていたので、瀬戸氏からそこでサルサナイトをやると聞いて、さっそくDJで参加させてもらった。キンボンボのイベントでDJするのは過去にあったっけ？ちょっと思い出せないくらい。この日はプールサイドで映画ゲロッパ公開記念パーティも同時開催。CDプレーヤx3、ターンテーブルx6の並ぶDJブースは壮観（そんなにつかわないけどね）、しかし、DJはフロアかうらはほとんど見えない。ちょっとさみしい。音については、最初、調整が難しいようにも思えたが、爆音にしてしまえば、フロアの音の密度は濃い。巨大空間ゆえ、ただでさえ集客が寂しく見えたのだが、僕の2度のDJタイムは電撃チョモランマ隊／パパイヤ鈴木＆井筒監督の登場時間とバッティングしたため、かなりプライベートDJ化。メインフロアで踊り続けていたあなた、お得でしたね。

  August 24, 2003

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• フリーダ・カーロとその時代＠Bunkamura　＆　Grupo Chevere＠Crocodile

  フリーダ・カーロとその時代＠Bunkamuraメキシコの女性シュルレアリストたち7人の展覧会に行く。（さそってくれて感謝）カーロの描いた人物曼陀羅、モーゼの雰囲気が好きだなあと思っていたのだが、帰りに「カーロとリベラ」という本を買ったら、似たような、人物が大量に描かれている絵をたくさん発見。これってリベラの壁画の手法なのだった。というわけで、次は壁画だ！　壁画って日本で展覧会出来るのか？それから、特に後半、亡命作家の絵を見ていて、初めての作家のはずなのに慣れ親しんだ感じがする。その辺の絵本、例えば「詩とメルヘン」の挿絵なんか、まさにこんな感じのがあるよなあ、と気がついた。願わくばラテンアメリカ流シュールも街にあふれん事を。2003/08/24 8:03:27～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～夕方までぶらぶらして、次はDJ。～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～Grupo Chevere恒例、クロコダイルのチェベレでDJ。六本木のキューバイベントとバッティングなのでいつもの顔がちょい少な目か。まあ、いつもの通り、バンドは最高。最後はいつものアンコール曲の後、DJ始めたにもかかわらずまだアンコールやまず、結局CDは止めて、プラス一曲。それにしても、これが本当のアンコールだよね、熱狂オーディエンスに拍手。2003/08/24 7:58:11

  August 23, 2003

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• Orchestra BAOBAB　＠ 渋谷クワトロ

  前評判通りというのが適切かどうかわからないが、墓場からよみがえった脱力系バンド、という企画ものだと思った。こういうのをおもしろがる人がいるのもわからないではないが、過去の亡霊がよみがえってしまったような、居心地の悪さ。そういえば、BVSCが急に脚光を浴びたときもこんな感じがしたけど、ただ、ソンは死んでなんかいなかった、ただ多くの人が忘れてただけ。それに対し、バオバブはホントに死に絶えていたのをニックゴールドがよみがえらせたんでしょ。というわけで、ボデギータに行って口直しして帰宅。

  August 22, 2003

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• Homenaje a KIRI-Chan @Bodeguita

  切石智子の早すぎる死を知らされた7/3の夜はボデギータで飲んだくれるしかなかったのだが、その後、僕らは、あいつらしいやり方で見送ってやりたいと思うようになった。つまり、あいつの好きだった音楽とダンスとで、だ。10年前、切石と初めて出会ったのは、西麻布のProf東後のダンスレッスンだった。僕が何を尋ねたのかをどうしても思い出せないのだが、とにかく、彼女は僕にメモをくれ、そして、電話番号を交換したのだった。四十九日に友人たちで集まろう、そう思いついた僕がいいだしっぺ、ボデギータの史郎さんが快く場所を提供してくれ、このところ切石と一番仲が良かった由美ちゃんが制作の大半を動いてくれた。普通のイベントではないので、告知宣伝の方法・範囲に最後まで迷いながら進めたのだが、結果的には店の広さにちょうど良い集まりとなった。こんなにも知らないことが多かったか、いかに疎遠であったか、この49日間かけて痛感した。こんなつきあいの僕がこの集まりの幹事役でいいのだろうか、とも。ボデギータの店内壁面を埋めた彼女の切り絵、写真、文章…会の始まりは、サルサコンテスト優勝時のペアを組んだ今岡さん編集による30分のビデオ。市川奈美スクールでのショー、サルサコンテスト、コンテスト優勝でのキューバ招待での一こま…　なんとも懐かしい、この10年の歩み。そして、彼女が最後にレッスンを受けていたエウリピデスが、彼女のサントであるエレグアを舞う。エレグア。始まりと終わり、十字路、分岐点の神。運命を司る力。いたずらっ子。まさに彼女にぴったりだ。彼女が再度に参加していたバンド、Rose-Unlimitedの演奏では、彼女のアコーディオンとコーラスが、DATで共演してくれた。何とも涼しい音。CDには彼女の演奏も入っているという。買いだ。DJは迷った。何をかけよう？　彼女のレビューした曲？　彼女の好きだった曲？　迷ったが、結局、本来のDJに戻った。つまり、その場を一番盛り上げる曲を選ぶ。そしたら、切石は率先して盛り上がるに違いないから。彼女のダンスレッスン仲間、YUMIとHirakataによるアフロキューバンダンス、誕生日に彼女から切り絵をプレゼントされた経験のある数少ない幸せ者＝末永さんのソロ演奏、そして、ちょうど来日中のイバンによるコルンビア。どれも最高の出来。酒も入り、会は盛り上がる。ケペル木村さんによるブラジル～アルゼンチンもののDJは、想像していたのとはだいぶ様子を事にする、かなりクラブよりのミックスだった。切石はこういう方向にも造詣が深かったのか。先ほどの痛感がまたよみがえる。12時も過ぎていよいよ盛り上がり、再度セッションが始まる。末永、ディーバノリコ、イワムラ、イタマエ、史郎、ナガイ、今岡、アオラの高橋さんも。今思えば、ローズのみなさんにも入ってもらいたかった。とはいえ、最高潮。切石、喜んでくれたかな？

  August 19, 2003

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• Chakala@Bodeguita

  チャカラ2ステージ目の始まったところに到着。お盆休みだというのに店内超満員ですごい熱気。バイオリンとフルートをフロントにおいたチャランガ小編成。スローなチャチャチャから激しいティンバまで縦横無尽、いずれもグルーヴィ。東京で一番勢いのあるバンドのひとつだろう。気分は最高。

  August 13, 2003

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• City Of God

  話題のブラジル映画をようやく見に行く。サンパウロ郊外の貧民街での荒れた青春。奴隷制の過去から連綿と続く、命のや尊厳が粗末にも軽んじられてしまう状況。愛されず、愛せない屈折したオトコ。あまりに痛い。痛い。

  August 11, 2003

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• スアール・アグン＠六本木ヒルズアリーナ

  浅草出場チーム練習の後、六本木ヒルズ・アリーナにて、バリの音楽&ダンスの無料ライブを見た。時折響く花火大会の爆音の下、昼の蒸し暑さからは少しだけゆるんだ空気をガムランが響いていく。バリには行ったことないけれどこんな暑さなのかなあ、キューバも、セシリアとかサロンロサードとか、こんな夜だったかも。ふと思い出に。。。ミュージシャンは楽器を置いて踊り出し、また戻って演奏する。音楽と踊りが一体だなあと感激。踊りは阿波踊りのよう。女性の踊りもかなり直線的鋭角的に見えるのはキューバ人を眺めすぎているからか。40分ほどのみじかい時間ではあったが、満喫。ホントは会場総立ちダンスタイムになれば最高だったが、無料だとそこまでのモチベーションはない様子。終わってからヒルズ広報の取材を受け、是非もっとやってほしいとお願いした。

  August 10, 2003

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• 新宿サルサナイト

  PAPAQ、elecsuda(僕）、Oyama、森田社長、（Okamotoさんは欠席）で朝までDJ、で僕は3回に分けてDJ2時間とすこし。いつもよりレッスン度orマニア度が薄く血中アルコール度が高い人たち相手で、選曲もかなりハッピー。こうやって細かなサブジャンルを気にせず気持ちいい曲ばかりをかけてると、キューバだサルサだ、ましてやNYだLAだと細かい違いを云々するのはホントにばかばかしい。ほんと、ステップ派閥の人たちはこういうのに来た方がいいと思う。そうそう、もう一つのドラゴンナイトのお知らせがあった。8/17SUN、新宿GARAM3205-8668にて。これまたチャリティ。

  August 9, 2003

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• キップハンラハンConjure

  演奏が始まったとたん、急激な睡魔におそわれた。半覚醒のまま音の混沌に翻弄される。ツインベース、ツインドラム、ツインコンガ、ツインサックス、ツインギター、、、バイオリン、ポエトリーリーディング、、そしてステージ内外を徘徊し、自身は音は出さないキップ・ハンラハン。何が起こっているのか把握しようとするが断念。結局この日は1時間ほどでライブ終了。どうせなら睡魔に対抗するんじゃなかった、そうすれば変な悪夢でも見られたかも。帰りにマンボジャンボ持ってイシュメールリードのサインをもらいに行くと、『既にご面会で～』『楽屋でセッションが始まってまして～』おいおい、まだ演奏続けるならちゃんと客の前でやれよ～！

  August 7, 2003

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• マンボ・ジャンボ

  今週のブルーノートにキップハンラハンとやってくる、詩人・作家であるイシュメール・リードの代表作「マンボ・ジャンボ」ようやく読了。まだ一度しか読んでいないため、内容理解度低。近日中にもう一度読んでスピード感を味わいたい＆サインもらわなきゃ。

  August 3, 2003

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• ルイスバジェ＆Afro-Qbamigos! @MotionBlue Yokohama

  モーションブルーヨコハマに行くのははじめてだった。花火大会帰りの人混みに逆行し、駅から20分かけてようやくたどり着く。ほぼ満席、女性多し。花火で盛り上がった団体？が嬌声を上げているのが雰囲気を盛り上げてくれている。キューバンジャズに、ブラジルや北米のサウンドも取り入れた気持ちのいいサウンド。ピアノのツガキさんがすばらしいルンバを踊るのは今や定番だが、ベースのガジまで両手足で踊りまくっているのは珍しいシーン。堪能しました。途中、ルイスは、1曲を、コンパイセグンドとセリアクルースと切石智子に捧げた。捧げてくれた。

  August 1, 2003

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• オマールソーサ@BlueNoteTokyo

  1年ぶりのオマールソーサ。昨年と若干入れ替わったメンバー。暴れるソーサ。変幻自在のリズムを発するグスタボ。昨年よりは違和感の少なくなった感のあるフロントのモロッコ～キューバ～ラップの取り合わせ。その代わりに、新たなノイズを持ち込んでいるのは、ソーサのグランドピアノにつながれた多数のエフェクターたち。オマールはよく見えるがグスタボは見えない席からさっさと立ち上がり、後ろ真ん中から見ていると、「後ろに席がございますので少し脇によっていただけますか」かわいそうな店員が言う。座席の数より多く入場券を売る店にしてはなんとも矛盾した発言だが、Ok、20cmずれてあげる。それよりもかわいそうなのは僕以外の観客だ。最後の曲でソーサにスタンダップ！促されてようやく腰を上げる。それまではブルーノートという場所の発する重力に抗せず、腰が上げられなかったのだろう。それとも、ソーサの音楽は、なんだかわからないから腰が重かったのかも。わからないときは身体で聴いてみたらいいのに。ソーサの音楽にある違和感について思いを馳せている内に、いつの間にかブルーノートというシステムをそのままにルーツミュージックフェスを催すことの違和感にとらわれてしまい、演奏そのものにどうも没入できず。おまけ。翌朝JWaveにてオマールソーサとグスタボの生演奏を聴く。朝からちょっと気分いい。

  July 31, 2003

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• フェミ・クティ@BlueNoteTokyo

  フェラクティなら何枚か持っているがフェミは試聴一回だけ、過去の来日も見逃していた。そんなわけでブルーノート最終日の2ndに、珍しく”余裕を持って”駆け付けた。着席して、あまつさえ食事しながらのフェミ。それが失敗。フェミの音楽を頭で聴いてはいけない。耳で訊いてはいけない。なぜなら彼の詞が言葉が強烈に突き刺さり、身動きがとれなくなるから。腰を低く踏ん張り、体で受け止め、受け止めたと同じだけのエネルギーを放出しながら感じていくのがいいに違いない。ジェス・グルーがすぐそばまで蔓延している。　※今はイシュメール・リードかぶれだ、オレは。しかし、今のサルサは一つだけ罪を作っている。それは、ダンスは習わないと踊れないという観念を固定化させかねないこと。いや、習うのはかまわないが、習わなくったっていい、体を突き動かす衝動には自由に従うべきだ。当たり前のこと、だけど。本日は、立ち上がらなかった自分に反省。

  July 30, 2003

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• スエナガ氏50歳記念ライブ＠クロコダイル

  十数年前からサルサ～キューバ音楽を志し、当時も今も日本では極めて珍しいトレスを弾くオトコ、スエナガユウゾウ氏の50歳バースデーライブ。時間ぴったりにクロコにつくと、ステージはまだ始まっていない。ビデオでなにやら懐かしい映像が。10年前の40歳ライブの映像だ。そう、10年に一回の記念ライブなのだ。それにしても、懐かしい懐かしい。前の晩にたまたま5年前の（僕の）キューバ遠征のビデオを見たが、それより更に5年古い、東京にまだサルサのダンスが芽生え始めた頃の若々しい風景だ。しばし感傷。まず今の彼のバンド、ソネス。いつものソネスだが、トレスがいつもよりアバンギャルドかも。そして2部は以前のバンド、チャランゴン。といっても、一緒なのは名前と末永さんのみ。あとは当時のメンバーは無し。ほとんどぶっつけ本番の演奏はちょっと危なっかしかったが、懐かしい名曲の数々、僕にとってはなんとも甘酸っぱいものでした。

  July 29, 2003

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• 映画Lucia　＆　チャランガ・アクセル＠ボデギータ

  LUCIA中南米マガジン主催のキューバ映画鑑賞会に数分遅れて参加。1968年制作のモノクロ160分。3部構成のオムニバス。パンフのうたい文句は「映像美」。エンタテイメントとして面白いものでは無いというのが正直な感想。ビバビバキューバに通じる脱力系の系譜があるのかも。それにしても、客層が全然読めなかった。あれが中南米マガジン購読者層なのか？2003/07/28 7:19:47^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^チャランガ・アクセル＠ボデギータ小中学生で編成されたキューバ音楽バンドのライブというか発表会！キューバ人音楽家カブラレスがキューバ音楽とダンスの指導をし、この本番では彼はサックスで参加、そしてBassガジ、Pianoヒラタがサポート。驚くべき事だが、はっきり言ってうまかった。むちゃくちゃ楽しかった。親戚一同だけに独占させるのはホントに惜しい。これは、カブラレスあってのことだろう。彼の底抜けの明るさとねばり強さは尊敬している。もちろん奥さんの努力も大きいに違いない。次のステージは、いつだろう。2003/07/30 1:24:11

  July 27, 2003

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• IVAN NUNES＠六本木ボデギータ

  僕も10年近く前に習っている、キューバ国立民族舞踊団のソリスト、イバンが今年も来日し、3ヶ月のダンスワークショップを開催する。僕はそのオープニングパーティにDJで参加。時間通りにそろりとDJを始めるが、肝心のイバンは一向に現れない。前半はディナータイムということで少し抑えめの聴ける曲を中心にかける。こういう時は、どうせあんまり踊る人いないから、かっこいいが盛り上がっているときにはかえってかけにくい曲をセレクトしたりする。この辺、いつも難しい。主役が現れたのは8:30近く。朝5時に成田に到着し、既に２レッスンこなしてきたということ。そりゃ疲れてるよね。さてそのころには既に会場一杯の客＝生徒たちも待ちきれない様子。さらに少し待たせて9:00。ショーは、エレグア、ルエダ、サルサ、ルンバ。特に衣装も付けずに気軽な踊りだが、いつもの粘りと切れは健在。こうやって、僕が10年前にキューバの踊りにはまったのと同じ体験をここにいる人の誰かが体験しているのだと思うと無性にうれしくなる。後半はアッパーな曲でがんがん、1時過ぎまでぐるぐるな夜。おつかれでした。※機材を片づけていたら打ち上げに合流できず、ラーメン食って帰宅。

  July 26, 2003

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• サブロスーラ・デル・ソニード＠クロコダイル

  東京サルサフェス翌日は、大阪のハイパーTIMBA、サブロスの東京では初の単独ライブ。僕はDJでサポート。さて、集客は、期待したほどには良くない。うーん、ちゃんと地元で集客しないと、ね。それって本来僕の役割なんだよね。ごめん。演奏はいつも通り、客を休ませないエネルギー。かつ、新曲も増えている。ギャグも冴えている。期待通りの夜、でした。ああ、簡単ですが、思い出し日記故コレにて失礼。

  July 21, 2003

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• 東京サルサフェス＠Zepp東京

  古い日記を見返したところ、なぜか日記一覧に二つ表示されている。おかしいと思いながらその一つを消したところ、両方とも消えてしまい、日記が無くなってしまいました。くやしい。楽天のバカヤロー！　そんなバカとつきあっていてバックアップしなかったオレもバカ。ということで、思い出し日記。書きます。お台場Zepp東京で行われたのは第一回の東京サルサフェス。コングレスはどうしても「ダンス」中心なのだが、バンドマンが母体のウノ＝120％が主催のこちらは、バンド・音楽の比重が、少なくとも気持ちの上では、高い。これだけ多数の出演者を時間通りにこなすには、一つ一つは短くせざるを得ない。大作、は出てきにくい。そこは残念。今の東京で大作を作れるのは、市川奈美ちゃんのところくらいか。キャバレーダンスやコンテンポラリーも静かに盛り上がっているようなので、そっち方面の大作も期待したい。さて、今回はいくつかのバンドも出演していた。バンドもダンスも一緒くたに並べているのは新発想。僕はもっとバンドを増やしてみたいと思うのだけれど。サブロスも同じ土俵で。翌日のクロコダイルの宣伝もかねて。締めはデルソル。いつものような逆は控えめで、ばっちり会場を踊らせる。ああ、個々のダンスについては、すっかり忘れてしまったなあ。

  July 20, 2003

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• カンドンブレ＠草月ホール　＆　リトル　ルイ・ベガ＠BlueNoteTokyo

  カンドンブレ草月ホールにアフロブラジリアンのヨルバ系混交宗教の儀式を見に行く。まず驚いたのは草月ホールの整理券好きなこと。最初に当日券購入整理券を受取、一時間後に当日券を購入、同時に入場整理券を受け取る。25分後に整理券による見事な列ができあがり、しかし、受付をクリアしたらあとは自由席荷物置き放題。いったい何だったなんだろう。そんなパンクチャルな入場の後は急にブラジル流、25分遅れてのステージ開始。コンガの様な太鼓3本＋カンパナでの演奏に、10人ほどのオリシャの踊りは、予定を30分押して終わった。最近葬式が続いた僕だが、坊さんのお経で感じたのと同じ、宗教音楽が人々をトランスに誘うポイントがちりばめられている。複雑ではあるが延々と続くリズムに潜む睡魔におそわれるのだが、時折混じる叫びやリズムチェンジがそれを妨害する。そのような半覚醒を1時間。もっと見てみたい。2003/07/20 11:59:08～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～そして、急いで、自転車で移動したのだ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～リトル　ルイ・ベガブルーノートのルーツミュージックフェス初日2ステージ目。故切石智子の最後の仕事でもある、このステージに立ち会った。客席は満席立ち見。ルイは中央にCD/DJ機材を置き、客席に背を向けて立つ。その右には盲目のギタリスト&ボーカル。他キューバ、プレルトリコ、カボベルデ出身の精鋭たち。ハウスの人ととらえられるルイだが、そうだとしたら、ハウスとは何とすばらしい音楽なのだろう、リズムの奥から聞こえてくるのは、サルサ、ブラジル、アフロ、ブルース、エトセトラ。酔いしれました。ELEMENT OF LIFE、全員即買いしなさい。しかも、しかも、！！満員クラウドの熱烈なアンコールに、ついにルイ登場、ハウスを回し出す。いつしかパーカスが参加し、キーボードが増え、そしてついにフルメンバーでの３ステージ目に突入。熱狂は12時過ぎまで続いたのでした。ブルーノートでこんな事って、奇跡。2003/07/20 12:14:53

  July 19, 2003

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• Salsa@歌舞伎町CODE

  歌舞伎町の大型クラブCODEでのキンボンボのサルサナイトに顔を出す。あれだけ集客すれば、普通の場所なら結構にぎやかだったと思うが広い、広すぎるフロアのせいで少し寂しい風景になったのが惜しい。やっぱりセリアクルース追悼な選曲が泣かせる。フロアを二つ併用して別のDJを入れるのは、以前竹芝でやろうとして確か実現しなかったアイデアだが、今後、選曲の違いを打ち出せるか、見守りたい。そんなわけでSWEETTIMCUBAには足運べず。ちゃんと電車で帰って寝た。

  July 18, 2003

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• クラブ・アルマリータ＠ClubR!

  六本木のダンススタジオ、エストゥディオ・アルマのパーティ。僕はDJ、とはいえ持ち時間は全部で1時間足らずだったのでちょっと欲求不満ぎみ。金網に仕切られた空間＋それほど広くはないフロア。ダンスショーを見せる時間が多く、かつ、いいショーだっただけに、ショーが見えにくい空間なのは惜しい。カンフー、カポエラなど、普段見ないダンスにも興奮しました。チャカラのライブも最高。はっきり言って今東京で最高のバンドのひとつです。というわけで、改善点はいろいろありますがイベントとしては大成功。次回に期待。

  July 16, 2003

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• チェベレ＠クロコダイル、そしてボデギにチャランガアバネラが。。。

  クロコダイルグルーポ・チェベレのライブ。僕はDJ。まずまずの入りだが、お客さんの反応がすごく良かった。久しぶりの古い曲を新しいアレンジでやってくれたし、マル。2003/07/19 12:48:39ボデギータクロコの後、夜の12時にボデギータについたら、ライブはもう終わっていたが、本日日本到着のチャランガアバネラメンバーが4人まだ残っていた。ルンバのライブへの乱入があったということで、居合わせたお客さんには最高の出来事だったろう。そのまま2時近くまでビデオみながら歌って踊って大騒ぎ。平日なのに。2003/07/19 12:46:32

  July 14, 2003

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• マリ国立民族舞踊団＠ティアラこうとう　＆　Conbinacion Tokio ＠チッタ川崎

  ティアラこうとうマリ国立民族舞踊団の初公演。3大陸が混ざり合ったキューバ音楽は最高だが、そのルーツの一つアフリカの深みにはまる。西洋音楽に「毒されて」いない声とメロディが脳を巡る。あのダンサーのオシリのブルブル、一体どうなっているんだろう。2003/07/19 12:33:37～～～～～～～～～～～～～～～～～～～そして、オールナイトライブのために、江東区から川崎へ移動～～～～～～～～～～～～～～～～～～～チッタ川崎数年ぶりに復活したオールナイトのサルサライブ、コンビナシオントキオ。その昔新宿ココロコで満員御礼になったほどではないが、なかなかの集客。僕はライブで踊るのが大好きだけど、こうして6バンドも並べて聴くとなると、それぞれの個性や実力の差もよくわかる。ふふ。ていうか、僕もバンドをやりたい。2003/07/19 12:42:21

  July 12, 2003

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