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カテゴリ:今日の生き物
一見すると耳の短いウサギのような印象を受けてしまう「マーラ」。
こう見えて、実はテンジクネズミ(モルモット)の仲間です。 頭胴長70~75cm、尾長4~5cm、体重8~9kgと大型ですが、脚が前後とも細長いこともあり、なんとなくスリムな感じでもあります。 体は薄褐色や黒褐色で、腹面は白く、顎や脇腹はやや橙色を帯びます。また、お尻の下側が白くなるのも特徴の一つです。 種小名である「patagonum」に示されるように、南アメリカのアルゼンチンのパタゴニアに分布しており、分布域により2つの亜種に区分されています。 草原や岩が多く低木がまばらに生えた荒地に生息し、植物食で草の葉や茎、根を餌にしています。 昼行性で、夜は巣穴の中で休み、昼間活動していますが、結構長時間日光浴をして過ごしているようです。 通常3~4頭、多い時には40頭ほどの群れをつくって行動し、敵に襲われると、ウサギのように跳ねて逃げます。 なお、性格がおとなしく、人なれもしやすいため、各地の動物園のふれあいコーナーなどで放し飼いになっていることも多い種です。 マーラ Dolichotis patagonum 齧歯目(ネズミ目)テンジクネズミ科 2006年8月26日(伊豆シャボテン動物公園飼育個体) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 18, 2020 06:42:41 PM
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