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テーマ:調布市の生物(165)
カテゴリ:今日の生き物
漢字では「横綱刺亀」。
横綱の名の通り大きなサシガメで、中国、インドシナ半島、インド原産の外来昆虫です。体長は、16~24mm、体色は光沢のある黒色で、直立した長い毛に覆われています。各脚の基節と腹端2節は鮮やかな赤色をしています。成虫では腹部結合板が大きく広がり、白地に大きな黒斑が入ります。頭部も黒く、細長く突出します。 サシガメの名前は、鋭い口吻を毛虫などの昆虫やクモ類に刺して体液を吸収することに由来していますが、手に取ったりすると人も刺すことがあり、刺されるととても痛いので注意が必要です。 本種は積極的に人の血を吸うことはありませんが、南米のほうには、吸血性のサシガメがいて、それに刺されると病気にかかることもあるそうなので、外国に行くときは特に注意してください。 なお、やはりカメムシなので、刺激を与えると臭いにおいを出す習性は、他のカメムシと同様です。 本種の幼虫は、数十から数百匹で集団越冬することが知られており、特に桜の木の幹のへこんだところや樹皮の隙間などで見ることができます。 ヨコヅナサシガメ Agriosphodrus dohrni 半翅目(カメムシ目)サシガメ科 2007年11月3日 東京都調布市佐須町 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 20, 2020 08:19:04 PM
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