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テーマ:調布市の生物(165)
カテゴリ:今日の生き物
アワダチソウにつくグンバイムシなので「アワダチソウグンバイ」。
覚えやすいといえば覚えやすい名前です。 このグンバイムシの仲間もアブラムシの仲間と同じく、比較的寄生する植物が決まっています。 例えば、プラタナスにつけばプラタナスグンバイ、ヘクソカズラにつけばヘクソカズラグンバイといった感じです。 そうはいいつつ、本種は少し浮気性で、アワダチソウの仲間以外にもキクやヒマワリといったキク科植物に加え、サツマイモなどにも寄生します。 体長は3mm程度と小さく、翅が半透明で褐色の斑紋があることや、前翅の前縁が角張ること等の特徴があります。 北アメリカ原産で、セイタカアワダチソウの渡来とともにくっついて日本に入ってきたものと考えられています。 なお、このグンバイムシ、漢字では「軍配虫」と書き、相撲で行司が手にしている軍配に体形が似ているため名づけられたものです。こう見えてもカメムシの仲間ですが、一見カメムシとは思えない造形の多様さと翅脈などにみられる繊細さがとても素敵な一群です。 おまけに小型の種類ばかりなので、標本箱もスペースをとらずに済んで、とても経済的です。ただ、最近老眼が進んできたため、よく見るためにはルーペが必要になり、それが少し問題です。 アワダチソウグンバイ Corythucha marmorata 半翅目(カメムシ目)グンバイムシ科 2016年6月18日 調布市国領町 多摩川河川敷 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 22, 2020 10:46:57 PM
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