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カテゴリ:今日の生き物
体長が4cmを超え、体が大きいので「オオゴキブリ」。
そばにいるアリが、街でも広場などでよく見かける大きなクロオオアリなので、大体の大きさがわかると思います。 全身光沢のある漆黒色で褐色味を帯びる個体が多く、頑丈な体つきをしているのが特徴です。 成虫の翅がすり切れているものが多く見られますが、その原因として、群れて生活している間にお互いかじり合うため、あるいは材の中を歩き回っている内にすり切れるためと言われています。 屋内の害虫であるヤマトゴキブリやクロゴキブリに雰囲気は似ていますが、本種はれっきとした屋外性のゴキブリで、人畜無害です。 暖地の自然度の高い森林に生息し、特にシイ・カシ類等の照葉樹が生える暖帯林に多く生息していますが、都市部の自然公園等でも見られることがあります。 朽木の中で成虫、幼虫ともに群棲し、朽木の木質部を餌にしています。そんな生態を聞くと、シロアリってホントにゴキブリの仲間なんだなと、何とも言えない奇妙な納得感があります。 なお、最近、生息環境である照葉樹林が伐採されたりすることで場所によっては個体数が減少しており、栃木県などではレッドデータフック入りまでしてしまっていますが、それでも保全されている社寺林を中心に生き残っています。 オオゴキブリ Panesthia angustipennis spadica ゴキブリ目 オオゴキブリ科 2006年7月11日 香川県仲多度郡琴平町 金刀比羅宮 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 2, 2020 10:11:39 PM
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