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カテゴリ:今日の生き物
早いもので、もう1月も最終日。ウシ特集の最後は、ヨーロッパバイソン。
以前はヨーロッパ西部からレナ川以西やバイカル湖沿岸まで分布していましたが、現在ではもともとの野生個体は絶滅してしまい、現在野生で見られる個体は、ポーランドとベラルーシの国境地帯やカフカース山脈などに再導入されたものです。 大型の野牛で、体長は雄で250~350cm、雌でも220~280cmに達します。 上半身の体毛が短く、外観から耳介が見えるのが特徴です。また、角はやや細長く、先端は内側に向かっています。 開けた森林やステップに生息し、主に木の葉や樹皮などを食べています。 ところで、今回紹介した剥製標本は、いずれも国立科学博物館の展示標本ですが、これらはいずれも「ヨシモトコレクション」と呼ばれる貴重な標本です。 ヨシモトコレクションは、1957年から1995年にかけて世界中から狩猟によって得た標本群で、1997年から1998年にかけて、ハワイ・オアフ島のW.T.ヨシモト財団より国立科学博物館へ寄贈されたものです。哺乳類、鳥類、爬虫類の標本約400点からなり、種数は全173種(鳥類13種、爬虫類2種)を数えます。 この中には、国内では、まず、見ることが出来ない種や、すでに絶滅してしまった種も含まれており、機会があれば、ぜひご覧いただきたいと思います。 ヨーロッパバイソン Bison bonasus 鯨偶蹄目ウシ科 2021年1月16日 東京都台東区上野公園 国立科学博物館 展示剥製標本 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 31, 2021 10:30:03 PM
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