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カテゴリ:今日の生き物
今日ご紹介するのは「Asaphus expansus」。
本種は、古生代オルドビス紀前期の地層で見つかっています。 本種が属するAsaphus属は、20種以上の種を含んでおり、その多くがロシアで見つかっているため、ロシアを代表する三葉虫の仲間とされています。 本種は、そんなAsaphus属の中でも比較的初期に出現した種類で、北欧のスウエーデン王国からも見つかっており、紹介した写真の標本もスウエーデン産です。 体長7.5cmに達し、全体的に目立った突起が見当たらず、滑らかな印象を受ける種で、なんとなく現生のダンゴムシを彷彿とさせます。 実際、ダンゴムシのように丸くなった状態の化石も見つかっており、捕食者から身を守る行動をとっていたと考えられています。 また、複眼が突出しており、視覚的にも発達していたものとみられています。 ![]() Asaphus expansus アサフス目アサフス科 2007年2月4日 東京都国立科学博物館 展示標本 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 8, 2023 10:27:03 PM
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