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ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

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2006.10.25
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カテゴリ:生活_夫婦・家族
10月24日は8回目の結婚記念日であった。
子供がいない頃は仕事が終わった後にディナーなんかやってたけど、平日だし、ルナもいることだし、特にロマンチックなデートの予定はなし。
しかも、よりによってガスヒーターを新しいのに入れ替える日に指定してしまった。
でもまあ、数時間で作業は終わるだろう、夜にはせめて新しいガスヒーターで家を温め乾杯ぐらいはできるだろう、なんて思っていたのだが。
いったいアメリカに何年住めば学ぶのだ?>私。

このガスヒーター、昔に設置されたせいなのかどうかは分からないが、基準に合致してない、つまり違法だということをガス会社から指摘され、このガス会社を通して新しいヒーターに替えることになった。うちは3階建てなのだが、3階とも一緒にやれば数百ドルの割引がきくと言われ、3階のあんちゃんと2階のうちが同意。しかし、1階の家主は何かとケチなため、ヤル気なし。ということで、3階と2階だけで作業を頼むことにした。そして、2階のうちが24日、2階が25日に作業は決まった。

見積を出してもらったところ、たまたま知り合った人からもっと安くできるところを紹介してもらったのだが、結局そこは私達が必要としている作業は扱っておらず、また、あちこち比較している時間もなかったので、とりあえず名の知れた大手のガス会社がやってくれるんだから何かと安心だろうと思い、当日を迎える。

作業は数時間どころか一日がかりで、しかも、3階から2階、1階そして地下の洗濯室の排水口へとビニール製のホースを通すから床に穴を開けないといけないと言われたのだが、1階の住民が不在だったため、その作業は持ち越しに。
床に穴を開けて3階から地下までホースを通すなんてとビックリしたが、説明している作業員のおっちゃんは、30分で出来るからノープロブレムと言った様子。ああ、ここにも私の知らない世界が。

しかし、帰宅したダンナが1階のケチ家主にこの件について電話で連絡したところ、床に穴を開けるんだったら自分が立会いのもとにやらないと困ると言い、まあ、それはもっともだと思ったのだが、「あんたたちもっと段取り良くやりなさいよ」みたいなことを言い出し、それがダンナの逆鱗に触れ、1年に1回怒るか怒らないかの温厚な彼が珍しく声を荒げて、もうこの辺で、おいおい、結婚記念日はどうした、という展開に。

まあ、その件についてはケチ家主が駆けつけ、私達は床に穴を開けることは初めて言われた、事前に知っていれば1階の住民の都合も聞いた上で作業日を定めたのだが、といったことを説明して、ケチ家主も納得したようでとりあえずダンナとケチ家主、仲直り。ふう。穴を開けるのに都合のいい場所を確認させてもらう。しかしなあ、あんたんちのヒーターも違法なんだよ。いずれは替えなきゃいけないんだから今のうちに穴を開けときゃ、あんたのためにもなるんだよ、ってことをやんわりと言っておいたのだが分かったかどうか。

で、ルナは何人もの大男がひっきりなしにバタバタと家を出入りするため、気になって気になってちっとも昼寝をせず、日が暮れるにつれてめちゃくちゃになって来ておった。そういう状態の上に、ケチ家主とのひと悶着が勃発したわけである。ここで教訓。

結婚記念日に業者を必要とする作業を入れてはいけない。

そして懸念事項。第一日目の作業後、古い方のヒーターが建物の外に放置されていた。こ、これは翌日、果たして持って行ってくれるのか?アメリカだから、契約事項に書いてなかったとか言って古いヒーターの撤去は自分でやれ、とか言われるのか?そしたら、取り替えるんだったら古い方は業者が撤収するのは常識だろ、とか言っても説得力あるのか?自分で撤去するハメになったら、いったいどこに頼めばいいのだ?費用はどれぐらいかかるのだ?これじゃせっかく割引してもらったのに意味がないじゃないかぁぁぁぁぁ、と頭の中でさまざまな憶測が飛び交ったが、まあ、そうなった時に考えようと腹をくくり、寝る(笑)。

さて、翌日。
穴を開ける作業は滞りなく終わり、古いヒーターも次の日にまとめて別の業者が撤収に来てくれるとかで不安解消。ほっ。ヒーターのファンの音がウルサかったのも、ファンのスピードを替えてくれたらぐんと音が小さくなってこれもホッ(言ってみるもんだ)。その他小さな疑問にも親切に答えてくれ、小切手にサインして作業終了。ああ、幸せ。

ダンナにケータイで報告し、ここでやっとCongratulations。

個人の業者の方が安く済んだかもしれないが、今回のこのような配線だのガスだのに関連する仕事は大手の業者に頼んで正解。高いお金を払っただけのことはあったと思う。個人の業者だといくら連絡をとっても雲隠れされてしまうということもあるが、これだけ名の知れた企業ならトラブっても何とかしてくれるだろうし。

そして、このおんぼろコンドを売ることになった時も、ガスヒーターは新品というセールスポイントにもなる。

しかし。
結婚記念日というタイトルなのに、ガスヒーターの話がメイン。
これが幸せってもんなのか。





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最終更新日  2006.10.26 12:23:17
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