保険販促委員会

2009/12/29(火)22:30

天下布武 信長 安土城へ

歴史・城(35)

これまで城跡にはあまり興味はなく、城といえば天守閣にしか興味を持てずにいたのですが、映画【火天の城】を観た影響もあり、築城から三年ほどで炎上してしまったといわれる安土城へ行ってきました。 山全体が城と化した巨大な城跡。興味津々です。 米原から普通列車に乗り換え安土駅で降り立ちました。 意外にこじんまりとした駅ですが、駅前には凛とした姿の信長の銅像が建っています。 当初、史跡までは徒歩で行く予定でしたが、駅の前には自転車を貸し出してくれるお店があったので、それをレンタルして安土城を目指しました。 この日は天候もすこぶる良く、自転車で走るのも爽快です。 自転車に乗ったのは何年ぶりでしょうか・・・ 10分ほど走ると安土城址と書かれた大きな看板が目に入ってきました。 入口前に自転車を置き、いざ城攻めです。 入場門へ延びる道からは長い石段で出来た大手道が見えてきました。 門をくぐるとすぐにその大手道をかけ登っていきます。 この大手道には複数の石仏が使用されているそうです。 登る途中には羽柴秀吉邸や前田利家邸、そして徳川家康邸があります。 どんどん登っていきますが、まだまだ天守は見えてきません。 ここまで登ると周りの景色も綺麗に観てとれます。 さらに登っていきますが、まだまだです。 所々、紅葉が綺麗に色づいていました。 本丸前まで来ると、そこには仏足石がありました。 発掘中に出てきたそうです。 どのくらい登ったのでしょうか、やっと本丸までたどり着くことができました。 そしてもう一段、石段を上がって行くとそこには・・・ ここが天主閣のあった場所です。 ここからの眺めは本当にすばらしい。 実際には、ここに地下一階、地上6階の天主がそびえ立っていたわけですから、最上階からの眺めは、さぞかしすばらしいものだったのでしょう。 私はここで「天下布武」と叫んできました(笑) その後、二の丸へ下って行くと、信長公本廟や信長の次男・信雄四代供養塔があり、さらに下ると三重塔へつながる道へと続きます。 石段を登りきるとそこは総見寺本堂跡で、ちょうど丘のような形状になっており、一段下がった場所に三重塔が建っています。(総見寺の「総」は機種依存文字のため本来の字とは異なります) ここからもすばらしい景色が展望できました。 そして、ここから勾配のきつい石段を下っていきます。 前日、雨が降ったため滑りやくくなっているので気をつけながら下っていたのですが、少しよそ見をしたすきに滑り落ちてしまいました。 幸いケガはありませんでしたが・・・ 左下の画像からは、右下の二王門(桜門)の屋根が見えますので、かなりの急坂だというのがお分かりになると思います。 そして大手道に戻り、総見寺仮本堂(家康邸のあった場所)で特別拝観が行われており、茶室でお抹茶をいただけるとのことでしたので、そちらにも立ち寄ってみました。 格子から覗く紅葉がすばらしかったです。 茶室には懐かしさを感じる火鉢で暖を取っていました。 ちょっと残念に感じたのは、お抹茶はたいへん美味しかったのですが、器がプラスチック製のモノだったことです。 この安土城、近郊から眺めるだけではその壮大なスケールは感じ取ることはできません。 足を踏み入れてみることで、とてつもない建造物だったことが実感できると思います。

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