「のだめカンタービレ」コミックス21巻が発売になりました。
のだめカンタービレ(21)
今回、のだめは楽器を持たずに歌っています。
本篇の中で、千秋が「次は歌とやりたいです(オペラもやりたい)」と
シモンさんとテオに言っています。それでなのかな?
なんて勝手に想像してしまいましたが…
二人の旅が終わり、お話はドラマチックな展開へ…という感じの21巻。
これまでお茶目でふざけていて
本心がなかなかつかめないところのあった不思議キャラの
のだめが、本当の胸のうちを話し始めました。
この巻では、のだめの焦り、悲しみ、孤独感が
伝わってきて痛いほどです。
一方、千秋もRUIとの」ラヴェルのピアノ協奏曲」コラボの
手ごたえに音楽家としてわくわくしながらも
「すごくやりたいと思っていたことだけど、まだやりたくなかった
(のだめとやりたいと思っていたから)」と本音を漏らします。
そんな千秋の背中を押すのは、
いつしかマルレオケでの千秋の父(のような存在?)となった
コンマス・シモンさん。
「いつだって 自分が最高だと思う演奏を目指さなきゃ
次なんてないかもしれないんだぞ
最高の演奏をして そしてまたそれを超えるものを目指す
若いくせに 小さいこと言うな
守りに入ってどうする? 守るものなんかないくせに」
(守るもの・・・のだめ???)
千秋は結局RUIとの演奏を成功させ、
RUIもまたこの演奏によって千秋への片思いを
自分の中で昇華させることができたのでした
(RUIはいい子ですね~ほんとに)
アルゲリッチ/リスト:ピアノ協奏曲第1番、悲愴協奏曲、ラヴェル:ピアノ協奏曲
(この夜演奏された他のプログラム)
【送料無料選択可!】黛敏郎:曼陀羅交響曲/舞楽 / 岩城宏之
イーゴリ・マルケーヴィチ/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団/ムソルグスキー:組曲 展覧会の絵(ラヴェル編)/交響詩 禿山の一夜(R.コルサコフ編)(CD)
でも、のだめは自分でもわけが分からなくなって
ドツボにはまってしまった。
千秋に「結婚してくだサイ」なんて言っちゃうし・・・。
(千秋はそれを「逃げ」とすぐに見抜いちゃった。
「ここまできて・・・そりゃないだろ、のだめ!」って。
千秋の気持も良く分かります~~~)
そんなのだめの前に現れたのは、お久しぶりの
ミルヒーこと巨匠、シュトレーゼマン。
彼ものだめにいいこと言ってるんですけどね。
「変なの
それだけいい演奏聴いたら
もっとすごいのやってやろうって思えばいいのに
思わなきゃやっていけないじゃないですか」
って。
そして、とうとう、シュトレーゼマン=メフィストフェレスは
魔法陣の上から、のだめに手を差し伸べた。
ミュンシュ/ベルリオーズ:ファウストの劫罰
のだめとシュトレーゼマンのそんな動きも知らず
ローマでもんもんとする千秋。
(後ろに渦巻きを背負って、「もんもん」としてる
千秋のカットがかわいかったです)
そんなわけでかなりシリアス・ドラマチックだった21巻ですが
そんな中でチョイ役なのに気を吐いてたのが
マルレオケのテオ(「昇天」とか「価格破壊シルブプレ」とか)と
シュトレーゼマンの鬼秘書エリーゼ(でっかい花瓶を持ってる
ポーズが素敵ー)
お二人には脇役お笑い助演賞を差し上げたいですね
22巻、待ち遠しいところですが
作者の二ノ宮先生は「KISS」本誌10月号に掲載以降は
しばらく産休を取られるらしいので、コミックスもしばらく
お預けかもしれないですね。
先生、おからだに気を付けて元気な赤ちゃんをご出産されますように!
(そしてお元気に復帰されたら、続きをお待ちしてます~)