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カテゴリ:映画
ケーブルテレビで、ハリウッド映画の「アイズ・ワイド・シャット」を放映していたので久しぶりに見てみました。 巨匠スタンリー・キューブリックが亡くなる直前、1999年に製作した遺作で、離婚する前のトム・クルーズとニコール・キッドマンが共演したことでも話題になった映画。 トム・クルーズが出ていても、さすがキューブリック、コテコテのハリウッド映画の雰囲気から抜け出して独特の世界を作っています。 お話は・・・NYに住むセレブな夫妻の、特に夫の、妄想に満ちた夜のファンタジックでちょっと支離滅裂なストーリー。
こちらの原作は、1926年にオーストリアの小説家、シュニッツラーが書いた「夢小説」(あるいは「夢がたり」)です。 古き良きウィーンの街、真夜中の闇にまぎれたこの街を彷徨う裕福なエリート医師フリドリンが味わう、ミステリアスで官能的な不思議な出来事。 この原作のほうは短編集になっていて、この原題の作品のほかにも、病気で亡くなった人妻を亡くなった後にも恋焦がれる不倫相手の青年の話(だったと思う)とか、結構幻想的で観念的なお話が連なっています。 で、キューブリック監督はこのお話を原題NYの医者と妻というセレブカップルのHOTなお話に転換しました。
幻想的なでも大人の恋愛譚がかなり過激な現代のオトナのお話に変換されてしまって、原作者はどう思うかな?
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Last updated
2010年03月20日 23時35分40秒
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