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テーマ:心のままに独り言(8784)
カテゴリ:ひとりごと
PC作業に気だるく疲れ、ほげーっと布団の上で仰向けに幽体離脱直前みたい
な気分でまどろんでいた昨日の夜のこと。12時過ぎである。 ちょっとうとうとしていると突然、口の中がぬるぬるしてきた。 どこからともなく、唾液があふれてきたような感触である。 やおら口の端からつうっと溢れそうな気配がして、手近にあったティッシュ で拭ってみる。 鮮血である。これぞ赤血球!という感じの、いかにもな真紅が白いティッシュ にどよんと大きなシミをつけているではないか。 慌てて台所でばっと口から吐き出すと、そこも真っ赤。飛んだ油のテンテン 模様も見慣れた洗い場の縁にも、小さな赤い飛沫が、独特の粘性をもって存 在をアピールしている。 大昔の少女マンガのように、一瞬にして悲劇のヒロインな気分である。 なんか悪い病気?余命あと何ヶ月?ハッケツビョウ?イガン?それならこん な鮮血じゃないはず...。 などということをアタマの片隅に覚えつつ、口をすすぐものの、一向に血は 止まらない。 止まらないけど、別段苦しくもなんともないから、だんだん変に落ち着いて きて、ちょっと鏡を見てみることにする。大きく口を開けてみると、歯にも 舌にも血が凝って、めでたくバンパイア誕生である。なかなかのリアルな怪 奇趣味に、ちょっとびびってしまった。 それはさておき、血は相変わらず止まらない。もう一回口をすすいで、鏡を 見る。と、口からつつつーっと血が滴ってアゴまで来ている。 よーく見ると、上唇の中央右よりの一点から、泉のようにどうどうと赤い液体が溢れて、小川を作り出しているではないか。 血は、胃でもなく、肺でもなく、単純に唇から流れていた。 そういえば数ヶ月前から唇に小さいできものができてて、気になってはいた のだ。痛くもなんともないけど、ぷつっと盛り上がったカタマリがいや で、どうにかしたいと思っていたのだ。今日の昼間も。 それが通じたかどうか、問題箇所がぱっくり唐突に割れて、それでこういう 血まみれなことになってしまった。 おまけに、どうもうっすら口を開けて寝てたようで、唇から噴出した血が口 腔に入り、喉に絡んで、寝ぼけてた私は噴火口の在り処を誤ったと。 数分後、それまでの勢いが嘘みたいに、血は止まった。できものは、そのままである。 おい。あんだけこっちを右往左往させて、これで終わりなのかあ?! 自分の体なのに、なんでこうナゾなんだよ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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