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テーマ:子育て現在進行形(1980)
カテゴリ:チビがぐれたら読み返すストーリー
我が家には。
以前にも触れたかもしれないが。 寝る前の儀式がある。 といっても。ドンドンシャンシャンたいまつを焚くわけではない。 あたりまえか? あっし「ちび。今日も元気でありがとう」 チビ「うん」 あっし「ちび。今日もかわいくってありがとう」 チビ「うん」 あっし「チビはママの・・・」 チビ「たからもの」 という会話だ。 え? いちゃつくな? おっかあは、その時くらいしかゆっくりチビと向き合えない。 だから一日一回は。愛の告白をしたいのだ。 え? いい加減にしろ? すみません。 でも、昨夜、私はちょっとしんみりモードに入った。 上記の会話の後に。 もう寝ただろうと思ってチビの寝顔を見ながら。 あっし「チビ。ママがママでごめんね。もっといいおかあさんのところが 良かったよね。」 と、何気なくつぶやいたのだ。 すると。 チビの目から大粒の涙!!!!!!!!!!!!!!! ヒクヒクヒクヒク・・・ 顔をゆがめて突然泣き始めた。 あっし「え?チビ?どうしたの?まだ寝てなかったの?ママ変なこと言った?」 チビ「ヒクヒク・・・だって・・・・ヒクヒク ママがすきなのに。 ほかのおかあさんがいいって・・・ヒクヒク ママがいうから ヒクヒク」 大量の涙を見ながらあたしはあせった。 とんでもないことを言ってしまった。 チビ。 ごめん。 チビはママを選んで来てくれたんだよね。 ママもチビがママの子供でよかったよ。 他の誰より。チビがよかったよ。 ごめんごめん。 ママが悪かったよ。 何回も謝ってだっこした。 子供は。 とっても。 感受性が鋭いのだ。 不用意な一言は。 子供を傷つける。 なんと最低な母親だろう。 私は、昨日の自分を振り返り。 もっとやさしいおおらかな。ゆかいな。温かい。賢い。素敵な。 そんなおかあさんに、なりたいな。と思っただけなのだ。 でも。チビに、他のおかあさんが良かったよね。なんて。 ぜったいに言ったらだめだった。 本当に。馬鹿な母親だった。 涙の筋が残ったほっぺは。 自分への戒めだ。何よりこたえた。泣きそうになった。 チビ。本当に。ごめんね。 どんなに、いい加減でも。機嫌が悪いとすぐ怒っても。自分の都合でチビを振り回しても。 調子に乗りすぎることがあっても。てんぷらが下手くそでも。お料理がマンネリでも。 なんでも笑ってごまかしても。 そんなママも含めて。私はチビのママなのだ。 堂々と。チビのママはママでよかったね。って言えばよかったのだ。 海より深く反省。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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