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一般的な詩ならば 数え切れないほど詠い続ける僕が 何時まで経っても唯一詠えないのは 君のための詩 僕は必死になって 何度も 何度でも 万象の事典を貪る だが 記されている筈の導は どこにも見当たらない 途方にくれた僕は せめて 豪華に切り捨てられた誰かの言葉を 拾い集めようとする だが 継ぎ接ぎだらけの張子には 羨望したあの輝きは 宿る筈などない 僕は憎々しくこの腕を見詰める この腕が ただ 君を抱きしめられたなら 全ての愛は響くのに お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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