かしぞー終わりなき旅行記

この日記を最後まで読んだ人に感動は伝わるのだろうか？
言葉であの感動を表現することは出来るのだろうか？
魂までもゆすぶられた経験をした時にはこれらのことを必ず思う。
だからと言って書かないと何も伝わらないのが現実である。
この日記で何を言いたかったのかを先に書こう。

美山に行け

残念ながらそれ以上でもそれ以下でもない。
行ってみないと分からない。
行ったことの無い人にも美山の感動の一握りでも感じてもらえば幸いです。

ステップアップのメンバー総勢16人で美山に乗り込むことになりました。
目的地は安楽さんの家。
安楽さんのキッチンガーデンは悟りの八百屋と呼ばれている。


それでは時間の流れに沿っていきましょう。
今回の車はタッチカー、北川カー、カシゾーカーとなりました。
という訳で、僕は運転しましたよ。
美山まで。
往復ナント200キロ以上でした。
渋滞が無かったのがありがたかった。
タッチカーについて行くだけなので道にも迷わなかった。
当初はカシゾーカーを先発しようという話だったが、そんなことをしていたら完全に迷子になっていただろう。

運転のことでよくみなからコメントされる。
先生が言うには運転は人を表すそうだ。
タッチからは顔の険しさについて言われた。
残念ながら運転中は、離見の見は全く出来ていないので、自分の顔がどんな顔か想像できない。
チコには社内の雰囲気のことで言われた。
もっとしゃべって！と。
カシゾーカーは三人だったので、僕が黙ると社内は実に静かだった。
ラジオからノルにノレない曲がかかっていた。
せめて良い音楽でも流れていれば良かったかも。
カシゾーカーはメンバーの中でも若い三人が乗っていたが、良くも悪くも一番落ち着いていた。
でも、チコに一言あるとすれば、
たまにネジが抜けているように、標識の文字を一文字ずつゆっくり声に出して読んでいた。
新谷とそのことをツッコムとチコは何やら言い訳をしだした。
「だって、目～悪いんだもん」
だからって声に出さなくてもとツッコンだ。
良いか悪いかは別として、標識を声に出して読んでいるチコいつもと違うチコだった。

おっと、車の話が長くなりすぎたので先に進みましょう。
運転すること約二時間、3時ごろには安楽さんの家に到着しました。
安楽さんは最近キッチンガーデンでお会いすることが無かったので、お久しぶりでした。
晋也さんも腕によりをかけて料理をしてくれていました。
うまそう、フライングして食べたい、食欲全開でした。
安楽さんに夜ご飯の時間まで茅葺集落に行ってみてはどうかと言われた。
たんべさんは川で遊びをしたい様子。
しかし、お盆なので川遊びはしてはいけないと安楽さん。
安楽さんの家でアフリカン・トマトを食べた。
イルビアーレでも出てきたことがある。
（後で直ちゃんに言われてわかったことだけど）
これは野菜ではなかった。
果物だった。
甘い。
なんぼでも食べられる。
だからつっちんはなんぼでも食べていた。
川遊びができないということなので、茅葺集落に行くことになった。
北川カーの運転手はカーワに変わっていた。

茅葺集落に行く途中の社内で僕はこう尋ねた。
「なんで川に行ったらあかんの？」
チコが答えた
「お盆に海や川に行くとご先祖さまに足を引っ張られんねんで～」
さっきとは違い、こんどはかしこいチコがいた。
こう書いていると社内の会話が少なかったのは僕のせいだけではなく新谷もその責任の一助をしたのではないかと責任転嫁をしたくなってきた。
社内で新谷とした会話が頭に残っていないからだ。

無事、茅葺集落に到着。
虫取りをしている人には警戒した。
虫を投げられないように注意した。
そのため手の中に虫が入ってないと分かっていても、やたらと怖がってしまった。
虫を見ないようにするため、できるだけ地面は見ないようにした。
見ないようにしていなくても、たまに虫が視界に入る。
おそろしや。

その後みんなでお風呂に入った。
裸の付き合いだ。
しかし、北川君と僕はメガネ族なので困った。
ステッパーなのか他のお客さんなのか。
しかし、例外はいた。
あんちゃんだ。（東君）
湯煙があろうと、視力が悪かろうとそんなことは関係ない。
それがあんちゃんだった。

イタリアンにも前菜があるように、ファミリーの歌にも前菜があるように、
これは美山ツアーの前菜です。