英国民謡好きの戯言

2006/11/03(金)17:33

レビュー#419 KATE RUSBY 《LITTLE LIGHTS》 2001年英国

2000年代女性ソロ(33)

Playing The Ball (words trad/music Kate Rusby) I Courted A Sailor (Kate Rusby) Withered And Died (Richard Thompson) Merry Green Broom (words trad & Kate Rusby/music Kate Rusby) Let The Cold Wind Blow (Kate Rusby) Canaan’s Land Some Tyrant William And Davy (Kate Rusby) Who Will Sing Me Lullabies (Kate Rusby) Matt Hyland (words trad/music Kate Rusby) My Young Man (Kate Rusby) Kate Rusby vo, g Ian Carr, John Doyle g Darrell Scott g, harmony-vo Ewen Vernal, Andy Seward, Danny Thompson double-b Andy Cutting diatonic accordion Mairtin O’Connor accordion Michael McGoldrick whistle, tenor banjo John McCusker fiddle, cittern, whistle Malcolm Stitt bouzouki Tim O’Brien mandolin, harmony-vo Alison Brown 5 string banjo Keith Angel per, marimba Eddi Reader, John Jones harmony-vo Alan Morrison, Richard Marshall cornet Sandy Smith E♭ horn Nick Hudson trombone Shaun Crowther tuba  ケイト・ラスビーの3作目。  今回もまた滋味に豪華なゲスト陣でして、プロデューサーも兼任しているジョン・マッカスカーのほかダニー・トンプソン、マーティン・オコナー、それから#254で2作目をレビューした時に引き合いに出したエディ・リーダーもバッキングボーカルとして参加してます。  唯一の他人作品3はリチャード・トンプソンと、ケイトについてはよく知らないけど好きな奏者が参加してるから、って理由で手に取る人もいるかもしれませんね。  かくいう私は10が購入の決め手となったんだけどね。マーティン・カーシーが朗々と歌っていた期待を裏切る恋の歌が聴きたくて。まぁこれに関してはオチがついてたのだけど(後述)。  ケイトは早口言葉は苦手そうな舌足らずな声で歌う人で、声質は結構かわいいです。  アップテンポにアクティブに歌うタイプじゃなく、けなげに一生懸命歌っている感じ。書く曲もまったり系が多いしね。  そう、民謡もいくつか取り上げているとはいえ、彼女は有能なソングライターでもあるのです。歌詞はトラッドでも曲は自作だったりとか。  前出の“マット・ハイランド”もそういうことでして、メロディは自分で用意してます。  作曲家としてのケイトはフォークというよりはコンテンポラリーフォークとしたほうがいいかな。飾り気ない素朴さはあるけど土っぽさはあまり感じません。  伴奏も甘めでほのぼのしています。柔らかな日差しの中ハンモックに揺られているような、ね(そんなシチュエーション経験したことないけどさ)。 ★ケイト・ラスビー参加作 プージーズ「インフィニット・ブルー」(98)→2人のハープ奏者を擁する4人組。メインボーカル、ギター、フィドル担当。 リンダ・トンプソン「ファッショナブリー・レイト」(2002)→リチャード・トンプソンの(元)奥さん。アコギとバッキングボーカル担当。 ●7:エッチンガム・スティーム・バンド「ザ・エッチンガム・スティーム・バンド」(95)→タイトルがちょっと違うけど、たぶん同じ曲だろうってことで。 人気blogランキングへ

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