カテゴリ:2000年代男女混合グループ
ベログエトなるバンドの「エプタ」というアルバム。 ガリシアの男6女1から成るバンドで、ゲストも含めれば13人体制でのレコーディングです。 いやしかし人数の多さ以上に楽器の英訳作業が疲れました。とりあえず機械翻訳で英語に訳して、それでもわからないものは画像検索してみました。クレジットの後ろに(○×?)とあるのはそのためです。 この地方の音楽についてはまったく聴いたことがないわけでもないけれど、曲目当てで買うことが多い英国民謡フリークの私だから、普段なら素通りしてもおかしくないわけですよ。 ガリシアにしろブルターニュにしろ非英語圏のケルト音楽って好きな民謡が入ってるかそのミュージシャン自体が好きじゃない限りは買わないのが基本でした。 でも買ってしまったよ、名前すらも聞いたことなかったのに。「ガリシアのモダン・トラッド最高峰バンド、入魂のサード・アルバム!」との帯叩きに吸い寄せられてしまったのだ。 デジパック仕様、ポストカード入り、写真満載、日本語のライナー付きで箱入りしかも630円だぞ。この値段なら未知バンドでも手出しできるよね。 そして音のほうはというと、ガイタが2人(うち1台は女性シンガーが担当)いるからパイプがびーびー賑やかなサウンドかと想像してたんだけど、そうでもないです。 どれか1つの楽器が目立ちまくることはなく、バイオリンやアコーディオンもほどよく響いていてバランスは良い。 生楽器が音作りの要となってるけど躍動感はかなりのものがあるなあ。音楽のタイプは違うけどボシィ・バンドを思い出しちゃった、一瞬。ボシィほど熱気ほとばしらせてはないけど、こちらも威勢はよろしいです。 ベログエト以前からそれなりの音楽活動をしていた人が大半のようで、写真で見る限りじゃ年齢もある程度いってそう。 ちなみに男性メンバーのうち3人は元マット・コングリオとのこと。マット・コングリオにはカルロス・ヌニェスやパンチョ・アルバレスも在籍していたらしいよ。なんかすごいね。 同じバンド出身だけれども、カルロスさんとは違って哀愁味はそんなに入ってないです。 アンダルシア(というかスペイン音楽=アンダルシアなイメージがいまだに抜けない…)の情熱的な要素と東欧のちょいとオリエンタルなムードが混ざり合ったような印象を受けましたね。 インストの占める割合が高く、たまに歌うお姉さん(彼女のみ前作から加入)は中音域で滑らかかつ自由に歌っています。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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