2011/03/08(火)18:51
#1189 RORY GALLAGHER 《IRISH TOUR ‘74》 74年アイルランド
Cradle Rock
I Wonder Who (Who’s Gonna Be Your Sweet Man) アイ・ワンダー・フー (Muddy Waters)
Tatto’d Lady いれずみの女
Too Much Alcohol アルコール中毒 (J. B. Hutto)
As The Crow Flies 鳥が飛ぶように (Tony Joe White)
A Million Miles Away 100万マイルも離れて
Walk On Hot Coals
Who’s That Coming
Back On My (Stompin’ Ground) ストンピン・グラウンド
Just A Little Bit (Rosco Gordon)
Rory Gallagher (1948.3.2~95.6.14)
vo, g, harmonica, sax, mandolin
Gerry McAvoy (1951.12.19~)
b
Wilgar Campbell (~89.10.)
ds, per
Lou Martin (1949.8.12~)
key
producer Rory Gallagher
ヤバイヤバイ。これヤバイ。
若者による「ヤバイ」の乱用を憂う声が多い昨今ですが、今回ばかりは見逃してください。(あ、私もう若者じゃないな。スマヌ)
熱くてヤバイ激しくてヤバイ。情感こもりすぎててヤバイ。
「ヤバイ」はこの場合「かっこいい」と同じ意味です。
最初に鳴らされる一音から血圧急上昇で興奮しっぱなしなんですよ。
ベルファスト、ダブリン、コークにて録音されたライブ盤で、大人気作品「タトゥー」の翌年のリリース。
その「タトゥー」からは1、3、6、8が披露されています。
メンバーもジェリー・マカヴォイとルー・マーティンは引き続き一緒でドラマーはウィルガー・キャンベルね。
ソウルフルでエモーショナルなエレキギターを文字通り弾き倒しているんだけど、独壇場とは違うんだよなあ。
これだけの腕前を持っていながら自己満足ひけらかしになっていないのはすごい。
ベースもドラムも鍵盤も、ギターと同じくらい主張しまくっているんだよね。
スタジオ盤でも情熱的だった6はライブとなると息遣いまで聞こえてくるようでさらに感動します。
この曲を墓場まで持っていきたいって言う人は少なくないような気がしてきたよ。
カバーも何曲か。
ネタにされてる人たちってブルースの大物なの? マディ・ウォーターズはそんな気がしないでもないけど。(無知なことを包み隠さず披露することにした)
ルーツにはブルースが存在しているロリー・ギャラガーですが、自作曲とカバーはやっぱ違うね。
自作はもうちょいライトでとっつきやすい印象です。
「アコースティックで行くよ」と紹介してから弾き始めるトニー・ジョー・ホワイトのカバーは酔いどれフォークブルースって感じです。
ハーモニカが適度に脱力してていい気分だ~。
10分を超える8でのスライドギターも好きだなあ。
重めのリズム隊と軽快な鍵盤とうまいこと絡み合ってる。
一部報道ではアトミック・ルースターのヴィンセント・クレインが数曲でゲスト参加しているとのことなんだけど、真相をご存知の方います??
オフィシャルには彼の名前が載っているんだけどさ、メンバー紹介を聴きとってみると「ルー・マーティン!」と言っているんだよね。
また出版年等により収録曲に若干の違いが見受けられることにもご注意を。
今回紹介したのは88年にテイチクから出た日本盤で、斎藤節雄氏が解説文を書いています。ギターについての記述が多いです(五線譜まで載っているほど)。私はギター弾けないのでちんぷんかんぷんですけどね!
http://www.rorygallagher.com/