カテゴリ:70年代男性ソロ
all songs written by Rory Gallagher
しつこくロリー・ギャラガー出し続けます。 4枚目のスタジオ盤、通算では5作目です。 思うに本作が最も有名なんじゃないかなあ。 私が持っているのは96年版のCDで日本盤なんだけど、「ロリー・ギャラガーってよく知らんが…これはあちこちのガイド本に載っているしな」と家の近くの地味な中古屋で買い求めたんだ。 それが高校生の時で、帰って聴いたら予想以上にかっこよくて驚いたこともうっすら覚えてる。 かっこいいけどクラスメートに聴かせるタイプじゃないかも(当時所属していた委員会では作業中各自音源を持ち寄って流してた)と無駄に遠慮しちゃってたことも事実なんだけどさ。 傷つきやすい思春期はとっくにすぎ去った今なら友人がどう思うかなんて気にすることなく流しまくるけどね。 だってこれだけの気取りがなくて実直なハードロックの名作を日蔭者にしておくことなんてもったいないもの。 それに1や8は邦題が結構知られていそうだし。 チャラさ皆無のエレキギターや若干むさい歌はクリームを思い起こさせますねえ。 でもこっちの方がもうちょいライトかもしれない。インプロ暴発ドロッドロブルースを展開していることも多かったクリームよりキャッチーでパンピー受けもすると思うのだけど、世間一般での知名度は圧倒的にクリームが上だよね。否クリームというよりエリック・クラプトンか。 ルー・マーティンは元キリング・フロア(番外編レビューに登場してます)。 彼の弾くピアノやオルガンがいい具合に暴れているんですよ。 この切り込みは素晴らしい。名脇役ぶりがベリークールです。 転がるように陽気なアコースティック作品3もいいね。 でもやっぱり8は名曲中の名曲! こんだけのクオリティ持っていればそりゃライブでも演奏するよな…この曲だけを目当てに本作買ったとしても文句は出まい。 ピアノとサックスがどんどん盛り上がるラスト1分なんてね。狂おしいほどにかっこいいんだよ。 それにしてもどうして長調でも泣けてくるんだ彼のギターは。 故人ということを併せ考えても涙腺に作用しすぎだろ。 先月亡くなったばかりのゲイリー・ムーアとともに“アイルランドが生んだ泣き節ギタリスト両巨頭”と称させていただくよ。 http://www.rorygallagher.com/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/03/08 05:12:10 PM
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