英国民謡好きの戯言

2015/11/14(土)18:13

#1281 BRENDA WOOTTON & RICHARD GENDALL 《CROWDY CRAWN》 73年コーンウォール

70年代男女混合グループ(127)

 Morvah FairKemer Ow Ro (Take My Gift)Hus Gans Mynfel (Charm With Yarrow)Well Of St. KeyneTekter (Beauty)Pyu A Wor? (Who Knows?)Merrymaidens (Frank Ruhrmund)Bre Cambron (Camborne Hill)Ow Heryades (My Darling)An Hos Los Coth (The Old Grey Duck)An Jow Al (The Jewel)Carol An Mysyow (Stratton Carol Of The Months)Newlyn (Frank Ruhrmund)Mount MiseryAn Scath (The Boat)Tryphena Trenerry (Herbert Thomas)Pyth Whrama? (What Shall I Do?)Lul Ha Lay (Lullaby)Farwel (Farewell)  Brenda Wootton(vo/1928-1994) Richard Gendall(vo, g/1924-) Mike Sagar(g; 1, 4, 14) production: Richard Gendall, Irene Morris, Job Morris, Brenda Wootton cover: Peter Ellery  コーンウォールの詩人兼民謡歌手のブレンダ・ウートンが、英国生まれながらコーンウォール語の達人として知られるリチャード・ジェンドール(読み方適当)と組んで作ったのがこちら「クラウディ・クラウン」。  ワタクシてっきりこの人達のことをウェールズ出身かと思っていたのですがコーンウォール出身だったのですねえ。ついでに言うと“クラウディ・クラウン”がグループ名で連なった二つの人名がアルバム名とも思い込んでいました。  でも日本語しかできない者にとってはウェールズ語もコーンウォール語も似たような印象なのでしてね、ずっと勘違いしていたからと言っても大したダメージは受けていないのです。  コーンウォール語による語りがふんだんに散りばめられています。独り語りだったり対話していたり…。ひょっとしたら歌パートより語りパートのほうが多いかもしれない。  喋っている内容はいつも通りわかりませーん!(一応英語の対訳が載っているんだけどね)  メインで歌っているのはブレンダ。余計な装飾は付けていない朴訥極まりない歌声で、しかし感情はさりげなく込められているので実に親しみやすい。  リチャードもまた庶民的な喉を持っていて、この人が出す低音がまたまろやかでよろし。あ、でも声がダンディすぎてちょっと舞台俳優みたいな雰囲気になってる時があるや。  曲調は基本的にはスキップスキップるんたった♪とは別タイプのピクニックかな。まったりとお弁当広げていそうというか。間違っても脳内花畑ではありません。  どことなくシャンソンっぽいものもあればケルトの哀愁味たっぷりのナンバーもあり。  伴奏はギター1本、時折アカペラ。シンプル・イズ・ベスト!な体の43分間だから何度でも繰り返し聴けるね。  ブレンダの腰の据わった歌声をはじめ、この2人それなりに年食ってそうだなあ…と思ってたらやっぱりです。  録音がスタートした時すでに40代半ばだしブレンダは20年以上前に亡くなっています。リチャードももしかしたら…?(ハラハラ)

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