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テーマ:小学生の勉強(1316)
カテゴリ:児童英語
児童英会話教室などで、音声やゲーム、カードを中心にした指導で、文字指導をあまりしないところもあります。全くしないというわけではないようですが、アルファベットをちゃんと読む、単語を読めるというのには程遠いようです。
私自身はそういう指導はどうなのか、と考えてしまいます。未就学児のお子さんや低学年ならそういうのもありなのかな、と思いますが、特に高学年になってもそういう指導をしているのはおかしいと思っています。高学年ならひらがなカタカナはもちろん、難しい漢字だって習っているし、ローマ字は学校で4年生で一応習うんですから。お金を払って英語のお教室へ行っているのに、アルファベットさえまともに教えていない、と言うのは、そのカリキュラムに問題があるのか、英語教師の怠慢だと私は考えます。文字指導はなかなか面倒ですからね。 そんな事は無い、そういう指導でもちゃんと英語は身につく、あるいは指導している!と言う先生もおられるかもしれません。ですが、それは本来もっと早く英語をたくさん身につけさせられるはずだったかもしれない時間の中で、それだけしか進めることが出来なかったのではないか、と考えるからです。 週数時間の英語指導では、母国語が先に来るのは当然です。ですから、ネイティブのようにと言うのはなかなか大変だと思います。 例えば小学校5年生のお子さんで、英語を習おう、と言う場合に低学年からずっと英語の会話を習ってきたとします。5年生にもなれば読むことへの興味だってでてくると思います。そうしたら、文字をちゃんと教えてあげて、ちゃんとかけるようにならなくたって、読めるようにするだけでも指導は出来ると思います。そこに単語も少し読めるように段々と指導をしていけば、英語で書かれているものにもっと興味を持つだろうし、英語の本にしても今までは暗記のようにしか読めなかったものが、自分でちゃんと読めるようになります。アルファベットにしてもカードを使えばゲームのようにして覚える事が出来ますから、書かせて無理に学習をさせている、と言うようにしなくたっていいと思います。 私の指導している1年生のお子さんでも、簡単な英単語をカードゲームのようにして、何回も使っているうちに、大まかですが読めるようになり、その言葉の意味は絵カードなどで知っていたりしますので、その言葉がテキストなどに出てくるとなんという意味かわかるんですね!そうすると、あっ、このテキストはこう書いてあるんだね!と嬉しそうに言います。 英語は楽しく…という言葉を耳にしますが、ちゃんと文字や単語を読めるような指導をしながらだって、楽しく指導は出来ると思います。 外国から来たお子さんが英語を母国語とし、インター系の英語系小学校へ行ったとしても、日本語を習いたい、と思った場合、文字指導も単語指導も無く、(例えばりんごと書いて読めるようにしていくとか…)会話だけの指導をずっと続けるんでしょうか? 私はやっぱりひらがなをゆっくりと教えていきながら、言葉も耳で聞くものだけではなく、文字で書いてある物を読めるようにしていく指導をするのだと思います。会話だけで何年もずっと小学生に教えていくとは考えられないからです。 なのに、日本で指導している英語はそれでもいいとなっている… 数年教えて、アルファベットの何とかがまだ読めないけど、それ以上の中身のことを教えているから…と目にすることもありますが、それってどういう意味なのかな…と不思議に思います。 皆さんはどう思いますか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 3, 2005 02:25:15 PM
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