カテゴリ:音楽的とは限らない雑談
みなさま,あけましておめでとうございます.本年も,当ブログもごひいきにお願い申し上げます.
月日がたつのは早いものですが,ちょうどひと月前の今日はアルゼンチンのブエノスアイレスに一泊だけのプチ旅行をしていました.その次の週にワシントンDCで仕事があるついでに,ブエノスアイレスでもちょっとした頼まれ仕事を作り(?),12月2日のお昼前に着き,夕方仕事をして一泊,3日夜発の夜行便でDCに飛ぶ,という日程でした. 10年ほど前に行ったときと雰囲気は変わらなかったし,経済危機から徐々に回復しつつあるようで,市内もすさんだ雰囲気はありませんでした.10年ほど前は1ペソ1ドルの等価交換をしていて,ちょっと無理しているな,という印象も持ちましたが,いまは1ドルで3ペソ前後のレートなので,ドルを持っている人は安く滞在できるようになりました.そのため,特にアメリカやカナダあたりからの旅行者が増え,外貨獲得の有力なソースになっているようです.ということは,観光客相手のレストランやホテルは,それなりに高い,ということかもしれませんが,スペイン語を話せる人だと,結構楽しいステイができるかもしれませんね.生活感覚としては,1ペソが100円前後の感覚です.私はスペイン語はだめですが,幸い現地に知り合いがいますので,いろいろご親切にあずかりました. 仕事の後は食事に行きましょう,ということで,案内されたのはアルゼンチン名物アサード(焼肉),その中でも名物のひとつはビーフステーキ.現地ではビフェ・チョリーソと言います↓ 彼らに言わせると,アルゼンチニアンカット,といいます.要するに,ステーキにするときの肉の切り出し方が,彼ら独特なので,アメリカや日本で食べるステーキとは違って柔らかく食べやすいのだ,といいます.そういえば,↑を注文したとき,焼き方(レアとかミディアムとか)を聞かれなかった気がします(忘れただけかも)が,それなりに火が通っていながらジューシーで,ぺろりと食べられました.焼いている厨房は↓ 真っ赤におきた炭火ですべての肉を焼いていました.なるほど風味がいいわけです. 一泊して12月3日の日中は,現地の知り合いにちょっとドライブ.近郊のレストランでお昼.その窓から,ちょうどブエノスアイレス市街のビル群が見えました. 昼食の後はおなかがいっぱいになって,芝生の上でリラックス.そしてまたドライブで,今度はアイスクリームを食べて... ところで,南半球で12月というのは,日本の5月から6月にかけて,つまり春から初夏にうつるところで,それなりに寒暖が激しい季節なのだそうです.私が行ったときはちょうどカラッとしたいい天気で,気温も25度~27度くらいでした(その後真冬の最低気温は零下のワシントンDCに.この落差!).日本の東京あたりでは4月のはじめに桜(たとえばソメイヨシノ)が咲き,そのあと牡丹桜が咲きますね.その桜の咲く感じが,ブエノスアイレスではハカランダ(Jacaranda, スペイン語ではJaがハと発音します,英語ではジャカランダ)という木に咲く花なのだそうです.ただし,色は青紫!↓ 私が訪ねた時期は,もう盛りを過ぎていて,ちょっと遅れた花が残っているところでしたが(ちょうど花の残った葉桜の感じ?),11月の満開の時には,この青紫の花が,フワ~っと木をいっぱいに飾るのだそうです.桜の白ピンクの満開のときのフワ~っとした感じを青紫にして想像してみて下さい.これも圧巻かもしれませんね.われわれが桜に抱いている感覚を,彼らはJacarandaに抱いているようです.この花木の和名は「桐疑き(きりもどき)」,別名は「紫雲木」というのだそうです.確かに,満開になったら紫色の雲がたなびく感じは想像できますね.それから桐の花はこんな感じなので,確かに花の色が似ています.花弁の形はまったく違いますが,「桐疑き」というのもわかりますね.Jacaranda は日本でも暖かい地域なら育つようですが,私の住んでいるところで育てようとすると越冬に手間がかかりそうです.桜とJacarandaを隣り合わせに植えると綺麗かもしれませんね... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 2, 2007 11:30:40 PM
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