独り立ちのトレーニング
先月、我が家の庭にかけた巣箱から巣立ったシジュウカラの雛たち。 しばらくはお隣の庭をねぐらにして、我が家には来てくれませんでした。 今月に入ったあたりから、時々何羽か庭の柘植の木の虫を食べに来るようになりました。 そして、朝7時頃には、親子で来て、巣箱に出入りする姿を見ることもありました。 巣箱に入った雛は、あの餌をねだるニイニイなんていう声を出したりします。 今日、仕事に出かけるのが午後からだったので、時々気にして見ていると まず、親鳥がやってきて、巣箱を点検。 異常なしと見ると ツッピツッ ツッピツッ としばらく短く繰り返します。 すると若鳥がやってきます。 親鳥がまず、巣箱の周辺を確認。 すると若鳥も同じ枝で同じように確認。 巣箱に入って出るときも親鳥がキョロキョロ 若鳥も同じように必死で首を回して点検します。 親鳥は♂。若鳥もネクタイ模様の首元の部分が太いから♂なのかな? こうして、縄張りの中でのねぐらの見つけ方や、営巣場所探しのこつそこでの外敵からの身の守り方などを教えているのでしょうか。 こうして巣箱に出入りすることを、一日に2~3回やっているみたいです。 5羽いた雛ですが、親鳥が連れてくるのはいつも一羽だけ。 順番なのか、少しずつ場所を変えているのか。 身近なシジュウカラですが、まだまだ生態で知らないことがたくさんあります。 しばらく出入りしたり虫を採って食べたあとには、親鳥が大きな声で縄張りを知らせるツツーピー ツーツーピー というさえずりをします。 巣立った頃に比べて、嘴の色も黒くなり、羽根の色も濃くなってきた若鳥。 一人前(一鳥前?)になるまで、あともう少しだね。ガンバレ!