激Enjoy Life

先週末から出張で東京入り。またそこでは外部遮断の研修が
あったせいで世間で何が起こっているかがわからずで最悪でした。
また今日からブログ復帰です。

それにしても日本シリーズは
今まで見た中で一番面白くないシリーズでした。

両チームの状態があまりにも違いすぎた。
これは地力の差と言えば、それまでであるが
それ以前の問題だったように思える。まず阪神でリーグ全試合終了後に
長いブランク期間があり、選手たちはしっかり練習しているつもりでも
実践から離れていたことで試合勘が完全に鈍っていた。

あとモチベーションの問題。
プレーオフを2回も戦って
(それも西武戦とソフトバンク戦との間隔にゆとりがあった)
選手達は勢いに乗って試合に臨めることが出来たロッテに対して
阪神はプッツリと一度切れた緊張感を戻すのに精一杯であったのと
だんだん肌寒くなるこの季節で一度止めた体は思うように
動かなくなるところから試合に臨んだのでは試合をする前から
残念ながら結果はわかっていたようなものである。

結果論と言われてしまえばどうしようもないが
ロッテの4タテは予想済みでした。同じ土俵の上に立っておらず
試合前からまわしに重りをつけて、さらに休場明けで試合に臨んだ
阪神に対して、6勝1敗で中日(なかび)を向かえ、試合勘に狂いがなく
体が軽い状態で対戦すれば、自ずと言うまでもない結果になることは
容易であろう。

たしかにロッテは投手陣の柱がたくさんいて
中継ぎ、抑えと充実していた。
打撃陣は後ろに繋ぐ野球で個人個人懸命に自分の仕事に徹していた。
チームとしてはバランスがよく、非常にいいチームだと思った。

このロッテをリーグ戦で4.5ゲーム差をつけたソフトバンクは
さらに強いのではないか。プレーオフで負けたとは言え
実力で負けた感じがしなかった。ソフトバンクも阪神と同様
試合勘を取り戻すのに四苦八苦していたように思えた。

しかしながら、阪神と比較してプレーオフまでの試合の間隔は
それほど長くなかったのでそこまでの同情出来ないが
それでも待っているチームはやりにくそうに見えた。

とりあえずこのままでは不公平間が否めないので
コミッショナーは現行制度の改革に乗り出して欲しい。
昨年の西武対中日の試合でも実力で言えば中日の方が圧倒的に上なのに
なぜか西武が日本一。強くない西武相手に物凄い緻密な野球をする
あの中日でさえも勝てなかった。
やっぱりこの制度ではプレーオフを勝ち上がったチームが有利であるので
一刻も早く制度を変更して欲しい。

ちなみに私は阪神ファンでも中日ファンでもソフトバンクファンでも
ないんです。古いですが「青い稲妻」こと松本匡史のファンなんです。
もちろん今もですが。

最後にワールドシリーズでもホワイトソックスが3連勝で
4試合目の今はスコアレス。このまま4タテしそうな勢い。
頑張れアストロズ！アストロズはワイルドカードでの出場であるが
有利なものは一つもなく、本当の実力のみで勝ち上がって来た。
しかしホワイトソックスの緻密な野球の前になす術がない状態で
非常に苦しい展開。やっぱり野球は投手なんかな。

また、井口はにワールドチャンピオンになってしまったら
その価値はわかるんかな～。うまく行き過ぎだしあまりにも簡単に
達成されてしまったような気がして仕方がない。長くメジャーで野球を
やってて凄い成績を残してもワールドチャンピオンにはなれなかった選手は
たくさんいるし、パッと出の井口が達成してしまったらなんか価値が…
もっと壁に当たってイチローや松井秀喜がなるのなら
少しぐらいわかるものと思われるがどうなのかな？

偉そうな事を言うわけではないが
メジャーでの歴史は日本野球の歴史なんか比較にならない。
ワールドシリーズで勝利することの難しさをしっかり噛み締めて欲しく
思うのと同時に、日本の野球少年らに夢を与える選手になって欲しいことを
心から願う。そのためには見せる野球も必要だということを
しっかり頭に入れて欲しい。頭のいい井口選手なら可能だと思う。