メジャーと巨人、阪神
横浜ベイスターズからロサンゼルス・ドジャースへ移籍した斉藤隆がメジャーに昇格する見通しとなった。これは昨年手術した守護神エリック・ガニエが再手術を受けることとなった為である。ドジャースは再起をかけ、カブスからガルシアパーラを獲得し、ガニエが戦線復帰し、戦力は整いつつあったが、またも逆戻り。厳しい戦いが強いられそう。始めてメジャーに足を踏み入れる斉藤隆はチャンスであり、ここで首脳陣の信頼を勝ち取ってブルペン入りとなるか。メッツとナショナルズの第3戦はメッツが15安打で大量2桁得点により10-5で勝利した。エースペドロ・マルチネスが先発するも6回8四死球と精彩を欠いたが、打線の援護により初勝利を飾った。打線は新加入のカルロス・デルガドのHRやプエルトリコ代表のカルロス・ベルトランの2ランHRなど打線は爆発し、このカード2勝1敗と勝ち越した。田口荘が所属するセントルイス・カージナルスはフィリーズ相手に3タテを食らわし開幕3連勝を飾った。この日も昨年MVPアルバート・プホルスから3者連続タイムリーで一挙4点を獲得し4-2で逆転勝ちを決めた。開幕から抜け目なくチーム状態は万全であり、このチームは今年もワールド・チャンピオン候補筆頭であり、順調にいけばプレーオフ進出は間違いないだろう。日本プロ野球ではセ・リーグではジャイアンツが5勝1敗と首位に立っている。昨日の試合では小久保の起死回生3ランで同点に追いつきさらに、名手宮本のエラーから逆転し、犠飛やタイムリーなど効率よく得点し、7-4で快勝した。序盤はヤクルト川島のナイスピッチングによりジャイアンツ打線は静まり返っていたが、3点を追う1死1,3塁でのチャンスにヤクルトは木田をマウンドに送るもジャイアンツの主将になった小久保があまい球を見逃さずレフトスタンドへ3ランHR。このワンチャンスをものにするところが昨年までのジャイアンツではなく、決して最後まで飽きらめずに試合に臨んでいるのがわかる。しかし一昨日に青木が打ったファールボールが先発投手陣の柱のうちの1人である高橋尚の頬に直撃し戦線離脱したのがチームにとっては非常に痛い。これにより、ファームから野間口が昇格する見通しであるが、この穴を埋めることが出来なければ、この調子は長続きしないだろう。昨年の王者阪神タイガースは広島と対戦し、昨日の試合は2-2の引き分けとなった。いつもの阪神なら7回1死満塁で確実に得点をあげ突き放す展開となるのだが、今岡が併殺打に倒れ8回に広島が2点を取り同点に追いついた。負けなかったことが唯一の救いだが、藤川の救援失敗といいどうも歯車が噛み合っておらず昨年のような勢いが感じられない。ミスをしないチャンスをものにする野球をするのが昨年までのタイガースであった。打線が調子がいいだけに心配しなくてもいいがとりあえず4月は最低勝率5割で終えたいところだ。