カテゴリ:本
他部署の上役から推薦されたMBAビジネスデザインが広く浅くわかりやすく、読みやすく、
私も部下へ推薦したくなるような本だったので、 続編である本書「ビジネスマンの基礎知識としてのMBA入門2」を読んでみた。 本書もMBAビジネスデザイン同様に、日経ビジネスと早稲田大学ビジネススクールが 共同で開催している「日経ビジネス経営塾」の講義をもとに編集されている。 入山さんの「知の探索」をはじめ、どこかで聞いたり読んだりしたことが あるような、ないような内容が多いが、 MBA1同様に広く浅くわかりやすく、読みやすく、 ストレスなく読み切ることができた 入門編としては良書だと思う。 2024年30冊目 期間:2024年10月27日~2024年11月1日 題名:ビジネスマンの基礎知識としてのMBA入門2 イノベーション&マネジメント編 著者:淺羽茂、入山章栄、内田和成、根来龍之 出版:日経BP (2018/10/18) 内容(出版社より)183,182位本 (Amazon本ランキング) MBA入門書のスタンダード『ビジネスマンの基礎知識としてのMBA入門』 に待望の続編が登場。 「世界最先端の経営学」と「時代を超える原則」を1冊に。 リーダーとして未来を切り開いていく人たちが 知っておくべき企業革新の理論を集大成。 早稲田大学ビジネススクールと『日経ビジネス』が共同開催した 「最強の経営塾」の講義録。 [本書の目次] PART 1:最新理論 Session 1:イノベーション 「知の探索」への、4つの視点 session 2:エコシステム 「競争」から「協力」へ session 3:プラットフォーム デジタルエコノミーの基本戦略 session 4:ダイバーシティ 「何のためにやるのか」のメカニズムを理解する session 5:ブランド Whyから始める session 6:コーポレートガバナンス 良い経営と企業理念 PART 2:基本原則 session 7:ストラテジー フレームワークをひっくり返す session 8:マーケティング 生存領域を見つけて全体を最適化 session 9:リーダーシップ パラダイムの橋渡しをする ●気になったフレーズ ・成熟産業や衰退産業の中にこそ、成長戦略が隠れていることがある。 ⇒成長率の高い企業の半分以上は、成熟産業や衰退産業に属しており、 自分たちの居場所を違う目で見つめ直すことで新しいチャンスが見つかるとのこと。 成熟産業や衰退産業が全体のどのくらいを占めているかわからないので、 何とも言えないが、違う目で見るのは大事なことだと思う ・これら「知の探索」と「知の進化」の両方が 高いレベルでバランスよくできていることを、 経営学ではAmbidexterity「両利きの経営」と言います。 ⇒知を幅広く探索して、自分の知と組み合わせる「知の探索」と ある知を徹底的に深堀する「知の深化」 入山さんは、「知の探索」がなおざりになっていると諭していた。 私は確率論だと思っており、どこを信じるかだと思う。 これと思うものがあれば、「知の深化」に賭け、 ないのであれば「知の探索」に賭け、 リスクを取りたければ、両利きの経営で確率があげるのかと… ・まず知っておきたいのは、世界の経営学では 「ダイバーシティには少なくとも2種類ある」 と考えられていることです。 ⇒タスク型ダイバーシティは、業界経験・専門性・知識など、知見/能力の多様化 デモグラフィー型のダイバーシティは、外見でわかる属性の多様化 区別したことはないけど、時と場合によってそれぞれ語られているような気がする ・「グーグルはダイバーシティのためにダイバーシティをやっているのではありません。 我々はイノベーションのためにダイバーシティをやっているのです。」 ⇒何の目的でダイバーシティを実施しているのかってこと ・アメリカの家電量販店ベスト・バイは、 顧客を「収益の高い天使」と「得られるもの以上の対応コストがかかる悪魔」に分けて、 天使を引き寄せ、悪魔を落胆させる手段を取り入れたそうです。 ⇒誰を大切にするかを明確にすることが重要。 ・つまり、「我々は何を目指しているのか」ということから始めて、 「それを具現化するためにはどういう方法が必要なのか」を考えて、 それを具体的に製品サービスに落とし込むというわけです。 ⇒”何を目指しているのか”をどのくらい意識すればよいのかな… ・「戦略とは、組織の存亡にかかわるような重大な課題に 取り組むための分析や構想や行動指針の集合体」 ⇒要素は、「診断」「基本指針」「行動」と続く。 戦略研究の大御所リチャード・ルメルトの定義とのこと。 私の戦略のイメージを言語化してくれた感じ。覚えておきたい。 ・生物の進化論を習ったと思いますが、 同一の生態系を営んでいる2種類以上の種は、 同じ場所で共存できないと言われています。 ⇒どちらかが勝って、片方は追い出されてしまう。とのこと。 なるほど。これも覚えておきたい。 ・何を捨てるか? ⇒止めることを決めるのがリーダと常々語っているが、通じない… ・しまむら vs ユニクロ ⇒2013年と古いが、面白い分析だった。 店舗数 しまむら:1300店舗 ユニクロ:800店舗 売上 しまむら:4000億円 ユニクロ:6000億円 出店地 しまむら:人口3万以上 ユニクロ:人口10万以上 :世帯数1万以上 ユニクロ:世帯数3万以上 品揃え しまむら:1アイテム1着 ユニクロ:少品種多ロット 店員数 しまむら:少 ユニクロ:多い 陳列 しまむら:ハンガー掛け ユニクロ:たたんで陳列 本書を読んで、MBAの講義受けてみたくなった 次はこれ。面白そう。 横浜マラソンを無事完走。 8月中旬の大ケガからの復帰で5時間は切れたのはよかったが、 31Kmを過ぎてからまともに走れず、何もできず、ボロボロでゴール… 達成感がない疲労困憊でのゴールは虚しく、 よくわからない涙がこみあげてきた 12月1日の湘南国際マラソンでは達成感が味わいたいな~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.11.02 18:17:31
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