レトリック感覚【電子書籍】[ 佐藤信夫 ]
『伝統的なレトリック体系を学び、レトリックの新たな可能性を探れ!』
東大読書の実践としてコピーを付けてみたが上手に書けない。まあ自分の中でまとめられれば良いのだ。巧拙は問題ではない……と思いたい。
「レトリックは私たちの認識をありのままに表現するためにある。そして今、レトリックは再検討され、一層広い可能性の開拓を待っている。直喩、隠喩、換喩、提喩、誇張法、緩叙法をとりあげ、伝統的なレトリック体系が蓄積してきた古い知恵を思い出し、そこから新しい可能性を探る。」という内容。
これも東大読書のやり方に倣った140字の要約。
今度から書評はコピー→140字要約→感想の構成にしようか。
勝手に実践的なものを期待していたが、レトリックの定義を再確認する学術的なものだった。
大学受験に使われてそうな硬い文章で読むのに苦労した。
時間がかかるし、たぶん正確にも読めていないと思う。
自分の読解力のなさに落ち込むばかり。
ことばに対してここまで深く洞察できるのかと驚く。
『日本語のレトリック』で学んだレトリックをさらに突っ込んで知ることができて良かった。
日本語のレトリックで例文として引用されていたものがここでもいくつか紹介されていた。
説明の語句も似ているし『日本語のレトリック』を書く際にこの本も参考にしたのかも。
レトリックをざっと知りたいのなら『日本語のレトリック』の方が簡潔で網羅性もあるが、本書の方がより深い考察がなされているので詳しく知りたい人はこちらがおすすめ。
しかし、詳しすぎるため分量が多く、紹介されるレトリックの数は6個だけ。
続編に『レトリック認識』という本があってこれを合わせて完成なのだろう。
いつか読みたいが、今の読解力では厳しいのでもっと読書に慣れてからにする。
本書も読むのに10時間以上かかってしまった。
いくらなんでも遅すぎる……。
国語の勉強の必要性を感じた。